1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. ミーハー精神
  4. 「馬の中」シリーズ紹介文(2)

「馬の中」シリーズ紹介文(2)

「馬の中」シリーズ各冊の紹介文です。発売はまだですが、宣伝もかねて早めにご紹介(笑)。

第一冊 炎

戦争って、何なのでしょうか?
 世界最古の文学とされるホメロスの叙事詩「イーリアス」が描くトロイ戦争を題材に、映画「トロイ」に登場する人物たちが、華やかに勇ましく活躍します。
 戦争前の平和な都トロイ。戦いの原因となった美女ヘレンの住むスパルタ。そして最強の勇士アキレスの故郷ピティア。三つの国を同時進行で見せる「三幅対」、炎の中に壊滅するトロイの都で愛する女性を救おうと駆け抜けるアキレスの独白「疾走」の二作品を収録しています。(Amazon用)

ギリシャ神話に登場する勇士アキレス、英雄ヘクトル、美女ヘレンなどを中心に、彼らが過ごす甘く悩ましくも平和な日々と、戦いの結果それがすべて失われた中で、守るもの救うものを探し求めて走りつづけるアキレスを描く、「三幅対」と「疾走」の二作品。詳しくはブログの紹介をごらん下さい。私たちの住む世界と時代を見つめ、何ができるか、どう生きるかを考える手がかりになればと願っています。(ブログ用)

第二冊 風

戦争って、防げるのでしょうか?
 ギリシャ神話に描かれる紀元前のトロイ戦争。映画「トロイ」にも登場する英雄ヘクトルが、戦争の原因となった弟の恋を、どのように処理したら、この戦いを未然に防ぐことができるのか?をさぐる、笑いと涙とスリルに満ちた波乱万丈の冒険談「おれにまかせろ」と、その弟との幼いころからの兄弟愛を暖かくほほえましく描く「守りつづけて」の二作品を収録。今も世界で起こりつづける戦争の数々をくいとめるために、私たちにできるかもしれないさまざまな方法を、いっしょに考えてみませんか?(Amazon用)

世界最古の文学の題材となったトロイ戦争の原因を作った、美しく軽率で恋多い青年パリスとは、いったい何者なのでしょう?彼を守りながら、守られていたかもしれない兄のヘクトルは、どんな思いで弟と向き合って生きていたのでしょう?現代の若者や平和な時代を、どう育て守るかを、あらためて問いかける「おれにまかせろ」「守りつづけて」の二作品をお楽しみ下さい。詳しくはブログの紹介文で。(ブログ用)

第三冊 夜

戦争って、とめられるのでしょうか?
 いったん戦いが始まれば犠牲者がふえ、憎しみもつのります。その中で何とかそれを中止させようとするトロイの若い巫女ブリセイス。彼女が愛した勇者アキレスは、トロイの人々にとっては許せない敵。彼女の懸命の努力の日々をつづる「12日間」を中心に、戦争によって傷つけられ失われたものの数々を描く短編「想定問答」「船はもう着いているのに」「旅の終り」の三つを収録。ギリシャ神話や映画「トロイ」に登場するアガメムノン、オデュセウス、パトロクロスなども活躍します。(Amazon用)

トロイの王子パリスや巫女ブリセイス、ヘクトルの妻アンドロマケー、美女ヘレンなど、映画「トロイ」に登場した人たちだけでなく、映画には出なかった少女ポリュクセネーや女預言者カッサンドラも活躍して、ギリシャ神話やホメロスの「イーリアス」で描かれた世界が精妙に織りなされて行く。長編「12日間」を中心に、戦争の虚しさと悲しみをさまざまに描いた「想定問答」「船はもう着いているのに」「旅の終り」の短編三つも収録。詳しくはブログの作品紹介で。(ブログ用)

Twitter Facebook
カツジ猫