無事に発売開始
「砂と手」シリーズの第二冊と第三冊の紙本が届きました。
心配していた表紙の色も、ちゃんときれいに出ていて、ひと安心です。
無事に発売開始していますので、よろしかったらぜひご購入下さい。価格の高いのは平にご容赦ですけれど、そんなに失望はしない内容だと思います。
今回は、裏表紙もごらんに入れますね。第八冊まで毎回ちがう絵になります。
以前に専門分野で紀行全集を出したとき、二冊目で中断してしまったトラウマからは、何とか抜け出せましたが、まだまだ先は長いので、油断はできません。気をひきしめて、先を急ぎます。今月中に第四・第五冊が出せるといいけど、さすがに無理かな?
一冊ごとに独立して楽しめますけど、各冊通して読むと微妙にからみあう部分もあるので、それもまた面白いかと思います。
書いたときにはまったく考えていなかったのですけど、支配者や指導者や国家や政治にも関わる新刊の二冊を読むと、どこやら今の日本や世界の現状とも重なって、息がつまるような切実さもあります。そんな中で、人を愛するとは、自分を見つめるとはどういうことか、自問自答したくなるところもあります。何かの手がかりに、支えに、そして慰めにしていただければ、大変に幸せです。
すでに完成して発売中の「水の王子」シリーズとともに、どうぞご愛読下さいますように。
明日から少し暖かくなるようなので、近くの神社とお寺に、ずいぶん遅い初詣に行こうかと思っています。寝過ごしちゃったらわからないけど(笑)。
神社は宗像神社です。女人禁制について、ろくな議論も説明もしないまま沖ノ島を世界遺産にしてしまった市のやり方は今でも許せないけれど、日本神話を題材に、宗像三女神も登場する小説「水の王子」を去年ついに完成させてもらったお礼は、心からしっかりして来ようと思っています。毎年、この作品を完成させる力をお与えくださいと、お願いして来ていましたから、その報告ができることは、やっぱり、とても嬉しいです。