1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. うちのガザさん

うちのガザさん

この前、庭のタンポポを掘り返そうとナフコに行って武器を物色したのだが、200円ぐらいの一番安い熊手?を買ったら、ほとんど役にたたなかった。かっとして、今日また行って一番高いステンレスの鋸鎌みたいなのを買って、掘っくりかえしたら、さすがにかなり根から掘り起こせた。しめしめ。

タンポポは憎ったらしいが、これを駆逐しようという気持ちが起爆剤になって、庭仕事が進むという利点もある。今日は月がきれいで、日が沈んでもずっと明るかったのもあって、表庭のチューリップの花壇の回りの藪を一気に刈り込んだ。ここは以前ラベンダーの茂みが華やかに咲き誇っていたのだが、大きなその株が枯れてしまって、そこに垣根から伸びてきたジャスミンがからみつき、その下に草が茂って、ものすごいことになっていた。ラベンダーの枯れた大株を根こぎにし、ジャスミンのつるを切り払ったら、ちょっとすっきりなって、前の道からチューリップが何とか見えるまでにこぎつけた。
 まだまだ見苦しいが、数日かけたら、表庭は何とか見られるようになるかもしれない。
 でも、前庭のつつじも咲きかけてるし、奥庭のバラの手入れもしなくちゃだし、時間がいくらあっても足りそうにない。

安い花もまたもう少し買って植えてみようかと思うけど、もうちょっと庭をきれいにしてからの方がいいのかな。それにしても園芸コーナーの店先には、ガザニアもあって、ちゃんと花も咲かせているのに、うちの庭のガザニアと来たら、もしゃもしゃ栄えて通路にはみ出しているわりには全然花の咲く気配もないのはどうしたことだ。

お昼に、近くの喫茶店で、地域の俳書を読んでいる研究会の代表の方と俳書の翻刻を出版する相談をした。と言っても私は翻刻のお手伝いをするぐらいで何もしていなくて、すべては代表の方のお仕事なのだが、すっきりとわかりやすい、いい本に仕上がりそうだった。全三冊ぐらいでまとめたいということのようだ。このあたりの地域は、江戸時代から多くの俳人が交流していて、とても文化が栄えていたのがわかるし、それを地元の方々はもちろん、広い範囲の方々に知っていただきたいと思う。
 ただもう心配なのは私は俳諧関係にはシロウトなので、翻刻も不十分なところが多いのではないかということだ。大河「べらぼう」を見ていると、遊里や戯作についても私は決してそんなに詳しくはないし、もっと大学時代もそれ以後も勉強しとけばよかったと、つくづく思う。まあ少々勉強したって、専門的な力はそう簡単に身につくものではないだろうけども。

写真はその時、喫茶店でコーヒーといっしょに出して下さったムスカリの花。こちらのお店ではいつもこうして、小さいお花を添えて下さるのです。

Twitter Facebook
カツジ猫