そう来たか
うーむ、うかうかしていたら、ついに垣根のジャスミンの花が開き始めてしまった。あちこち刈り込んではいたんだけど、まだまだ切り払わなくてはならない密生地区があちこちあったのに、その一角がまさに花開いて来ている。もうこうなったら、少々の不便はしのいで(何しろ水まきのホースをつないだ水道栓がからみつかれて開けにくくなってるんだもんよ。「朝顔に釣瓶とられてもらい水」どころじゃないわ)、花の満開の色と香りを楽しむしかないか。
仕事机のある窓から花が見えるのは、悪くないんだけどねえ。
ゆうべは心身ともに疲れて、ぼけっとテレビをながめてた。しょうもない恐怖番組で、ビッグフット(雪男みたいな怪物)に遭遇して追っかけられるアメリカの男女や家族の映像が紹介されてたが、かわりばんこに見ていた、プロ野球のソフトバンクホークスが主力選手をほとんどというかほぼ全員欠いた状態で、強力な相手にそこそこ試合をしてる映像の方が、どっちかというと恐かった。さすがに見てられなくなって何度かビッグフットの映像に避難してたよ、それほどものすごいファンっていうのでもないのに。それでも、そんなにみっともない得点差どころか、いい勝負をしてたみたいだから、プロっていうのは、やはりすごいと変なところで感心していた。
最近孤軍奮闘と言ってもいいぐらい活躍していた周東選手が、こともあろうに足に死球を受けて戦線離脱したのが決定的なんだろうが、前から何度も書いてるように、周東選手という人は、本当に目の覚めるような成長をして、無気味なぐらいの華やかな活躍をすると、必ず何かが原因で、あっというような消え方をして、さらにまたバージョンアップして戻って来る人だからなあ。これも何度も書いたけど、私は性格が悪いから、そのたびに調子にのってほめたたえてたり、ボロクソ言ったりしてたメディアが、ひっこみつかなくなってオタオタするのがおかしくて面白くて、ひそかに喜んでいた。いや本人のせいでは決してなくて、死ぬほど努力をした結果、危険や無理もまた生じて、こんなことにもなるんだろうけど、結果として、いいかげんな記者やファンを、ふるいにかけて振り落としてるんじゃないか?と思ってしまうほどだった。
今回の死球でも、支えられてベンチに下がったのに、「担架で運ばれた」とぬけぬけ書いてる記事もあって、どうしてこんなすぐバレる嘘を書くんだ、まあおかげで質の悪い発信者があぶり出されてけっこうだが、と舌打ちし、しかも本人、試合の最後にはにこにこして小走りに皆とハイタッチしてたから、ますますおっちょこちょいの報道にざまみろと変な溜飲を下げてた。その一方で、華やかな活躍と悲劇的な不幸の落差が、あんただんだん派手に激しくスケール大きく、しかも時間差が短くなってないか?と妙にこっちがびびっていたら、数日後、思ったよりも重症で登録抹消とか、なんかますますファンやアンチを一喜一憂させて心を持てあそぶテクニックが高度化してないか?と、いやまあほんとにまったく全然、ご本人のせいじゃないことはよくわかってるんですけどね。
私は地元で情報がよく入るホークス以外のチームのことはよく知らないし、柳田だって栗原だって中村だって慶応三兄弟だって、何ならオスナだってモイネロだって大谷だって、それなりに好きだし、魅力もわかるつもりですが、その誰もが、こんなにややこしく行ったり来たりの一歩前進二歩後退十歩前進みたいな動きをして、人の目を回させたりしないのではと思います。「女性人気では一位」とか時々ネットで書かれてるけど、そりゃファンも増えるよね。しかも毎回、パターンがちがう。去年、ご家族にご不幸があったりしたときも、似たようなことを私は書いたけど。最近は選手会長になったからか、チームどころかひょっとしたら野球界全体にも気をつかってるんじゃないか、最初死球が大したことないと言いまくってたのも相手方のこと考えて、雰囲気悪くしないでおこうと配慮したんじゃないかとさえ勘ぐりたくなるし。
今思うと、選手会長に選ばれたとき、どっかで読んだけど甲斐拓也選手が「佑京でいいんじゃないですか?」って言ってたんだよねたしか。それで決まったわけでもないだろうけど、それ見たとき、「そうか?」って思った。「けっこう変なやつだと思うけど」とまでは思わなかったけど(笑)、ちょっと意外ではあった。私がバカだったのかもしれない。
とにかくまあ、周東選手もホークスも、これからどうなるかいろいろ予測もつきませんが、よい結果になればいいと願っています。
しっかし、今に始まったことじゃないし、これで終わるとも思えないけど、どうでもいいことを書き出すと、どうしていつも、こんなに長くなってしまうんだろう。