ほんとに雪だよ
テレビやラジオで大雪や寒さを警告しまくるので、食料を買い込み、今年初めての灯油も二缶買って来た。幸い停電はないのでエアコンで何とかなりそうだが、せっかくだからストーブをたいてみようかと思っている。猫のカツジが喜ぶだろう。
雪なんて降るのかと思っていたら、ほんとにそこそこ降ってちょっとだけ積もった。まあ、庭のそこここが、どってことはないが、ちょっと面白い感じにはなっている。
例のふっくら紫の花だが、ゆうべ寝るまえに、ひょいとのぞいたら、水が一センチもないほど減っていた。大あわてで補充する。よっぽどごくごく飲んでいたんだな。放っといて枯らせてしまったら大ショックを受けるところだった。危ない危ない。
水仙の花びんを確認したら、こっちは水は大丈夫だったが、さすがに全部枯れて来た。庭にはけっこう咲いているので、入れ替えるのは簡単なのだが、雪がまばらに積もっていて、外に出るのに、ちと覚悟がいる。
さすがにこの時期になると、正月用品の食物もどうやら全部食べあげた。最後まで残っていたのが、大きな鏡餅にかぶせていたスルメ二匹。こんなのどうしよう、去年はどうしたろうと、いくら考えても思い出せない。でもネットでレシピを見たら、水で戻してブロッコリーと醤油砂糖酒で炒めたら、おいしいおかずになるとあったので、作ってみたら、あっという間に、そこそこおいしいおかずができて、一気に全部消費できた。残りをお昼に食べてしまえば、めでたくいよいよ正月も終わる。
恵方巻はやっぱり余って捨てられたのも多いらしく、この米不足のときにとネットで批判されている。あんなおいしいもの、経済的に困っているご家庭とかに無料で配るとか、それなりの施設にあげればいいのに。あーでも私、また言っちゃいけないことを言ってしまうと、母子家庭とかで苦労してる子どものナレーションを(もちろん声優さんの声で)しめっぽく流すネットのCM?が実はもう、きらいできらいでしょうがない。私自身がそういう家庭でも、きっと大嫌いだろうと思う。それも、ずっと同じものをしつこいぐらいくり返し流し続けて、ほとんどもう、反感や敵意をあおってるとしか思えないんだけど、こんなのまちがってるかしら。
まあこんな感覚って理屈じゃないからな。私が一時大嫌いだった、偉そうな若い女王?のCMは、シャンデリアでターザンもどきする新バージョンに変わってからは、そんなに気にならなくなったし、代わりに隣の新車を「いいと思います!」とほめる女子のCMは最初はそうでもなかったが、あの文句を売りにするようになってから鼻について、おぞけをふるうほど今は嫌いだし。「買うわ!」とくり返す車買取りのCMの女社長は、その薄っぺらさと安っぽさと危なっかしさが逆に魅力で何だか非常にずっと好きだし、名画を実写するパンのCMは「お母さま」とか呼ぶ娘と母はそう悪くもないはずなのに何か最初からいやで、最近なくなったからほっとしてたら大阪弁で更に泥臭く復活して「うまいやろ」と自慢たらしい感じがますますつのっていやでならない。アルプスの少女ハイジを学習塾のCMに使うというやつは、その精神そのものがもう吐き気がして、原作のアニメからひいてはそもそものスピリの小説まで汚らわしく思える今日このごろだから、これは別格だが、まあほとんどは、理屈では説明できない好悪ばかりだ。それにして、あの哀れっぽい貧困家庭のCMは、もうちょっと何とかならないものかと思う。
いかん、こんなことまで書き出したらまた仕事にならない。雪もまた降って来て、どうやら今度は積もりそうだ。マッサージに行くのをキャンセルしといて、正解だったかもしれない。