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ぼくの、たしなみ(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

たいへん、ごぶさたしています。
 すこしながくなるけど、ぼくのきんきょうを、はなします。

だいぶまえのことですが、かいぬしが、ぼくがといれにしていた、にわのすなばを、きれいにしなかったので、
 ぼくは、なんにちもといれをしなくなり、するときは、だいどころのゆかで、するようになりました。

そうじはわりと、かんたんにできるんだけど、かいぬしは、
ぼくが、といれをしなくなったので、
 「びょうきか、ろうすいか、いよいよ、おまえともおわかれか」と、いって、
かなり、ぱにくっていました。
 おいしゃさんに、でんわでそうだんしたりしていたみたいです。

さしあたり、だいどころのゆかに、「ぺっとしーと」をしいてくれるようになりました。
 「さいきんのせいひんは、すごいね。においもしないし、きゅうすいりょくもあるし、ゆかはよごれないし、すぐにすてて、あたらしいのにかえられるし」と、
 かいぬしは、まんぞくしていました。

ただ、ぼくが、すなばのときとおなじように、ようをたしたあとで、うめようとして、
ぺっとしーとを、ひっかいて、かさねるのが、なやみのたねで、
 「これじゃ、みためもわるいし、おるすばんを、ひとにたのめないわ」と、
あたまをかかえていました。
 「ひっかいて、うえにかぶせないでも、そのままでいいんだったら」と、
なんべんも、ぼくにいいきかせたけど、
 といれのあとで、うめるのは、ねことしての、たしなみだから、
ぼくだって、そこはゆずれません。

かいぬしは、あきらめて、なんまいも、ぺっとしーとをしいたりしていたけど、
おととい、しかくい、おおきなおぼんのようなのをかってきて、
「これはほんとは、しょくひんをならべるのにつかうらしくて、
といれにしては、もうしわけないんだけど」と、くにしながら、
そのなかに、ぺっとしーとをかさねて、しきました。

「つかってくれるといいけど」と、きにしていたけど、
ぼくは、ちゃんと、つかっています。
 やっぱり、しーとは、かさねるけど、みためは、まえよりわるくないので、
かいぬしは、ひとまず、あんしんしているようです。

そして、ぼくは、すなばのときみたいに、
ちゃんと、まいにち、といれもするようになったので、
かいぬしは、それも、ひとあんしんしてるみたいで、
「おたがい、ながいきしようぜい」と、
ぼくのあたまをなでて、いっています。
 おさしみも、わけてくれるし、いまのところ、わるくない、まいにちです。
 みなさんも、おげんきで。

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カツジ猫