ぼくは、ものれーる(カツジ猫)
みなさん、おはようございます。
すっかりごぶさたしていますが、ぼくはげんきです。
このごろ、かいぬしのからだのうえで、ねるとかいてきなのがわかって、
むねのうえにねて、いやがられています。
「めをあけたら、おまえのかおが、すぐまえにあって、
ふとんのうえに、くびだけのってるようで、いやなのよ」といいながら、
がまんできずに、わらっています。
ときどき、よこむきになって、ぼくをおとすけど、
ぼくはすぐまた、よこむきのかいぬしのうえにのってねます。
「わたしからはみえないけど、おまえ、そのかっこうは、
きっと、ものれーるのしゃたいみたいなんだろ、ばーか」と、
かいぬしは、ねぼけながら、おこっています。
すこしずつ、へやをかたづけてはいるみたいで、
きのうは、かみぶくろにはいっていた、ふるいしゃしんやふぃるむを
「なにか、きりとって、がくぶちにいれるものがないかな」と、
ちぇっくしていました。
そして、ぼくの、このしゃしんをみつけて、おおわらいして、
「おかねはないけど、ふんぱつして、ひさしぶりに、このしゃしんで、
てぃーしゃつか、まぐかっぷをつくろうかな」といっていました。
ものは、ぜったいふやさないといっていたのは、どうなったんだろう。