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クークラ人形

結局、むなかた九条の会の20周年記念のつどいには行ったもんですから、母の日らしいことは何もできませんでした。せめてと、いつもは買わない上等のお寿司とバナナを買って母とごちそうを食べている気分になり、猫にも刺し身をわけてやって、今は母の好きだった三浦洸一さんのCDをかけてやっています。戦時中は朝ドラ「あんぱん」なみの軍国少女で、それを反省して戦後は共産党の人たちと平和運動に没頭していた母ですから、これで文句は言わないでしょう(笑)。

ちなみに、母について、より詳しく知りたい方は、こちらの「母と私の戦後」というエッセイをお読み下さい。中途半端なものですが、私たちの関係はいろいろわかると思います。

そう言えば最近どっかのバカ野郎が、沖縄のひめゆり部隊について何か言ってたらしいですが、こちらはかなり前に見た「ひめゆり」という映画の感想です。いつもながら長過ぎてすみません。

窓辺のレイアウトも、実はまだ金太郎さんの人形を飾ったままにしておいたのですが、夕方やっと、とりあえず、玄関においていた、シベリア旅行の時にソ連で買って来たクークラ人形を飾りました。(ポットカバーのぬいぐるみですけど、今はもうほとんどないのね。ネットで検索してわかったけど。)当時、叔母の病院に入院中の祖母のところに、これをお土産に持って行ったら、つつましくおとなしい祖母が破顔一笑してよろこんだのを思い出します。母と祖母とまとめて母の日を祝うような気分になって、ちょうどいいやと思っています。
 窓の下には、二つの鉢のカーネーションが折よくそこそこ咲いてくれてますし。

むなかた九条の会のつどいは、そこそこ盛況で、講演も内容はみっちりで面白く、いつもそうですが、フロアからの意見も活発でした。自衛隊内での人権侵害が最近ひどいことやその背景、アメリカの方針に左右される日本の状況、また宗像市が小学生を自衛隊見学に連れて行ったことの事実関係とかその背景とか、腹は立ちますが知っておいてよかったことが、たくさんありました。少しずつ、また書いて行きます。

大河ドラマ「べらぼう」は、成長した唐丸くんの話も痛ましくて逃げてない描写と演技で感心したけど、喜三二がただもうダイナミックにアホすぎて大笑いしてしまいました。この前の授業で作者はちがうけど超バカな黄表紙をていねいに読んだばっかりなので、学生たちはもしドラマを見ていたら、ますます戯作者のイメージがとんでもないことになりはしないかと、びびったり期待したりしています。

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カツジ猫