ソーラーストーン
上の家の玄関と下の家のウッドデッキに、ソーラーストーンなるものをおいている。数年前に出来心で衝動買いしたもので、そんなに高くなかったわりに、夜の庭を照らして面白い。
太陽光で電池を補充しているらしく、何もしなくても夜になったら点灯する。立派なものだと感心していたら、いつからか玄関前の一個が点灯しなくなった。しばらくしたらよみがえったが、また点かなくなって、それきりずっとそのままだった。
電池がだめになったのかと思って、メーカーから取り寄せようかと思いつつ、忙しくてそのままにしていた。電池交換には小さいドライバーが必要で、それもどこに行ったか見つからなかったから、そのせいもある。
ときどき、やけな気分になったときは、いっそ同じものをもう一つ新しく買ってやろうかと思いつつ、それもとりまぎれてそのままにしていた。
そうしたら、さっき庭に出たら、いきなりちゃんとそれが点いてぴかぴか光っているではないですか。(あ、消えてたのは右側のやつね。)
何をしたわけでもない。何があったわけでもない。いつまで続いて光ってくれるのかもわからない。とにかく当分、電池も新品も買わずにいるしかないだろう。
いろいろと謎の多い庭だなあ。変な妖精や小鬼があちこちに住んでるような気がするよ。
昨夜は猫のカツジが妙にそわそわ動き回ったあげく、足もとのベッドの上に吐いたりして、寝ぼけ眼で片づけたり、もしかしたらほとんど寝てないような気がする。それでへたれていたのだが、また夕方からタンポポ退治にとりかかり、昨日買って来ていたペチュニアを暗い中で手探りで鉢に植えた。その合間にちょっと奥庭に行ってみたら、モッコウバラがもういっぱいに黄色の花を咲かせていた。バラたちも少しはつぼみをつけているようだが、まだまだ予断を許さない。
明日こそは一日中庭仕事に没頭したいなあ。今日は寝不足もだが、それより何だかうすら寒くて、風も冷たく、水まきをしたらホースの井戸水が温かくてうれしいほどだった。明日辺りから気温も上がりそうだし、楽しく仕事ができるのじゃないかと期待しているのだが。