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力士たち

はにわ展の写真の続き。これは三つとも「力士」だそうです。まわしみたいなのをつけていたりそれぞれちゃんと個性があるのが、なんかいい。モデルとかいたんじゃないかと思っちゃう。

だけど、こんな上げた手とか、すぐもげそうなのに、よく残ったよなあ。

昨日歩き回った疲れをとるのが今日の主な目的だから気が軽い。冷蔵庫の中の野菜を一気に刻んでラタトゥイユもどきを作った。案外いける。でも安売りの豚テキを焼いたら、嘘みたいにふかふかでとてもおいしく、やめられないで、つい食べすぎた。夜食が遅くなっちゃいそう。

通路の邪魔になるからと、つぼみのままに切ってきた黄色いバラが、ぽかりぽかりと開き始めて灯りが灯っているようだ。葉陰にかくれていた、血のような真紅のバラもなっかなか。今日はずっと雨だから、柿の木がしっかり根づいてくれるといいんだが。

「嵐」が活動終了するのか。もう何年も前、母が亡くなるまでの数年間、老人ホームに毎晩会いに行ってたとき、彼らの出るテレビ番組を母と見るのが常だった。他愛ないゲームを、二人できゃあきゃあ笑って楽しんで見た。野球や相撲のファンだった母も、もう選手も力士も知らない人ばかりになったと興味を失い、結局動物番組と「嵐」の番組が二人で一番盛り上がった。それを思うとなつかしく、また感謝する。母は各人の区別は多分ついていなかっただろうけど、これから個別の活躍をするのだろうから、できたらいつまでも、安心して見られる存在であってほしいなと、ちらと考えたりする。

昨日の地元の方々との俳書の読書会、微妙にわかりにくい句が多くて、面白がりつつも皆でカリカリした(笑)。私が俳諧に詳しくないのは読書会の雰囲気がゆるく気楽になる点では、かえっていいのかもしれないが(笑)、もうちょっと、ものを知っておきたかったなあ。遅すぎるけどさ。

鍬ひとつ洗(あらい)あげけり冬の月

なんて、わかりやすくて、ちょっといい句もあるんだけど、

凩やぬけつくらさつ豆腐買

なんて何それ。しかも「くらさつ」の読みはこれでいいのかわからない。「くゝつつ」にも見えるしさあ。そして今ネットで見たら「豆腐買い」には婦女誘拐の隠語もあって、奥さんが出て行ったまま帰らない時の言い回しだったりするとか。何なのよもう。

並の手を茶に温(あたため)つ冬牡丹

の句はそれに比べるとすっきりしたかな。冷えた手を熱いお茶の湯呑みで温めているのはわかったんだけど、牡丹はどうせそのへんの庭か室内に咲いてるんだろうけど「並の手」がわからなかったら、お一人がスマホで将棋の用語で可もなく不可もない普通の指し手をさすのだと見つけて下さって、じゃ、将棋さしてる情景かいと、これは一応ちゃんと解釈できたみたい。

ローマ法王が決まったらしい。難しいことはわからんし、特に詳しく見てもいないが、投票で決まらなかったら、煙突から黒い煙、決まったら白い煙があがることになってて、それを皆がかたずをのんで見てるって、無責任な感想だけど何だかかわいい趣向でいいな。

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カツジ猫