東京に行きたい
何でも日本学術会議に政府がいろいろ介入できる法案が9日にも成立かなんかしそうだという。こんないいかげんなことしか書けないのは、例によってメディアが全然この件を報道しないからで、何のどこが問題かさえ、まだ十分によくわからない。反対する人たちが国会前で抗議行動をしているようで、私が一人参加してもどうなるものでもないだろうが、それでも、そこに行きたくてしかたがない。金も時間も体力もないからとても無理だが、それでも、こんな重要なことが、よくわけもわからず決まろうとしているのに、何もしないでいることに、やりきれない思いがする。
せめて、この訴えだけでもリンクしておこう。
昨日は、あまり何もしないで一日終わるのも腹立たしかったから、大学に行って集中講義の資料を作った。黄表紙のコピーで、本当は代表作の「金々先生」あたりから始めるべきなんだろうけど、一番アホらしいのから始めた方がわかりやすいだろうと思って、「きるなのねからかねのなるき」とかにした。
今日は九州国立博物館のはにわ展がもうすぐ終わるので、読書会のあと、行って来た。たいそうよい天気のドライブ日和で気分はよかったが、そのせいか道をまちがえて、三十分ほど回り道した。連休開けのせいか、さほど混んでもおらず、品切れと聞いていた図録もまた入っていて、故郷の友人に送る分と二冊買ったら重すぎて駐車場に行くまでに死んだ。
私ははにわにさほど興味があるわけでもないのだが、どれもかわいらしくて好感が持てた。無気味に感じられそうだが、どう見ても絶対にそういう禍々しさがない。人も動物も建物も、あたたかくて、親しげで、品がいい。笑っていても、恐くない。
撮影許可のものが多く、シャッター音を気にしながらも、かなり撮影してしまった。私は鹿型のふたつが一番好きだったのだが、位置のせいで、あまり魅力的な写真が撮れてない。でも下の方の一頭は絵葉書になってたから、うれしくて何枚も買ってしまった。
けっこう歩いたし重労働だったから、明日は一日ゆっくり休もう。また片づけが遅れるが、しょうがないよね。
はにわの写真はまだいろいろあるので、ぼちぼち紹介して行きます。