水の王子・短編集「渚なら」10

第六話・千客万来 私は砂をしきつめた階段を上った。かつて数えきれないほど上り下りした、青い石をちりばめた、はばの広い階段だ。目の前に大きな茶色の船がある。船腹にあとからつけた白っぽい流木の扉がすぐ前にある。  何ヶ月ぶり … 続きを読む 水の王子・短編集「渚なら」10