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そこがな~

◎じゅうばこさん

「灼熱の魂」、見逃しました。DVDを待つよ。
「許して許して許しまくり、愛して愛して愛しまくる」しか、「憎しみの連鎖」を断つ方法がないというのは、歯をくいしばって理解もできるし、しなくてはいけないと思うのですが、そうすると、どこかの市長のように「そんなに憎んでる様子もなくて、親切だったから、虐殺なんてなかったんじゃないの~」などと、超がつくバカな反応をするやつが出て来ますからね~。

こういうことを考える人というのは、自分が耐えたり許したりしたことが、いったい、まったくないのだろうかと、本当に不思議でならない。
私は常日頃「にこにこしてりゃ、つけあがって」と、にこにこしながら、ひっそりつぶやく陰険な性格で、放っておいたら相手がどこまで図々しくなるか、つけあがる限界を見極めたくさえなるから、それもどうかとは思うのだが。(笑)

◎ところで玄関先につくしが顔を出した。植えっぱなしのチューリップの球根もいっせいに伸び始め、愛猫の故キャラメルの散歩道に毎年生えるラッパ水仙は、今朝もう、ぽかりと大きな花を開いていた。いよいよ春の到来だなあ。

◎カツジ猫は今日、私もじゅうばこさんもいない間に、キッチンのテーブルの上にあった、クリスタルの花びんを床に落として、あたり一面水浸しにした。
花びんが割れなかったのはよかったが、のこぎりでも切れないと大工さんが保障した、固い木の床に少し傷がついた。
この花びんは故キャラメルもカツジも、なぜか中の水を飲むのが好きで、毎日楽しそうに顔をつっこんで飲んでいたのだが、どうやってひっくりかえしたのか、わからない。水が少なくなったので、花びんを倒そうとしたのだろうか。

自分でもショックだったのか、カツジは妙にしおれていて、猫小屋に出て行って、なかなか家に入って来なかった。床をふいてカーペットを干して、花びんをキッチンのすみの床に木のトレイにのせて置き直してやったら、それを飲んで、やっと少し元気になって、こたつのはしで、ころころ転がっていた。

◎ご近所の人に、「今日は新しいお宅の方にいらっしゃいましたね」云々攻撃をかけられるのが、面白いとかおかしいとかの域を通り越して、マジでイライラしはじめた。ムカつくあまり、どこにいるのか知られたくなくて、使ってもいない部屋に灯りをつけたままにしたり、暗いままの部屋で食事をしたりしてしまう。まったくもって、うっとうしい。

くりかえすが、どこにいるかとか客が来たとか知られるのは別にいやでもないし、気にならないのだが、それをネタに、わかるわけもないこっちの生活を、あれこれ想像し憶測されるのが不愉快なのだ。
結局は自分の知っている範囲での空想の域を出ないから、こちらの実態とは全然かけはなれたイメージを描いて、勝手に話を作っているのが、ありありとわかるのが、脱力する。

じゅうばこさんに言わせれば、「あんたはまったく普通じゃないのに、一見、普通に見えるから、人が自分と同じように思って理解したつもりになりやすいのよね」とのことだ。
今度、窓にガイコツの模型でもつるしておいたらいいのかもしれない。

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カツジ猫