ぼくと、にわのはな(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
きょうは、ひさしぶりに、いいてんきです。
でも、かいぬしは、あさ、せんたくをしたあと、
せんたくきからだして、ぼすのをわすれていて、
おひるすぎに、「ぎゃああ」といって、あわてて、ほしました。
さっき、せんたくものをしらべて、
「いまいち、なまがわきだなあ。ふかくだった」と、くやしがっていました。
にわの「るりまつり」が、はなざかりで、
かなあみのそとまで、はみだしています。
ちょうちょや、はちが、はなのみつをすっています。
「かまうんじゃないよ」と、かいぬしから、いわれています。
はちうえの「あかり」という、ぴんくのはなも、げんきがいいです。
かいぬしは、くふうして、ぼくも、うつるようにして、
ふたつのはなを、しゃしんにとりました。
「ほんとうは、るりまつりのあおも、
あかりちゃんの、ぴんくも、
じつぶつは、とてもあざやかで、きれいなのに、
しゃしんは、いまいちだなあ」と、
ざんねんがっていました。
かいぬしは、なにか、かたづけの、ほうしんが、きまったようで、
めちゃくちゃ、ものを、しょぶんして、
「だんぼーるが、たりなくなった」といっています。
べっどのうえには、しょぶんする、ようふくが、
やまのようにつんであって、
ぼくの、ねるところがありません。
よるまで、こんなだと、じぶんもねられないのに、
どうするきなんだろうな。
かなあみのそとを、どこかの、しろくろねこが、
えらそうに、のそのそ、あるくので、
ぼくは、きになって、いつもにわにでています。
そして、かいぬしが、げんかんから、はいるたびに、
との、すきまから、ぬけだそうとして、
「めっ」と、いわれています。
「でも、あのしろくろさんは、あんなにじゆうに、あるきまわってるんだから、
そりゃ、おまえも、そとに、でたいわよね」と、
かいぬしは、ぼくに、どうじょうして、
「でもね、あっちはあっちで、いろいろ、くろうがあるんだとおもうよ。
これから、さむくなったら、ねばしょも、みつけないといけないし。
おまえは、そういうしんぱいは、ないでしょう」
と、ぼくに、いいきかせました。
でも、やっぱり、ぼくは、そとにでたいです。