ぼくは、くわれない(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、「きょうは、じむも、ぱんやも、やすみだし、
おきゃくさんは、ゆうがたくるよていだから、
いえでゆっくり、やすむとしよう」と、いってるけど。
きっとまた、いろいろしごとをしてしまって、
ばてるんだろうな。
としというものを、かんがえたらいいとおもいます。
ぼくは、きのう、すとーぶのまえで、ねました。
とけそうに、きもちがよくて、
かいぬしに、ふまれそうになっても、わかりませんでした。
「じゃんぐるなら、くわれているぞ」と、
かいぬしは、ぼくを、おどかしました。
じゃんぐるになんか、いかないもん。
このごろ、いろんなひとから、はなをもらうので、
げんかんも、だいどころも、いいにおいがしています。
「ほんとうは、はながないときでも、
『おいる』をたいたら、いいにおいがするんだけど、
ねこのからだに、わるいかどうか、わからないからね」と、
かいぬしはいって、それはやめています。
「せめて、といれと、ふろばで、たいてみようかな」と、
かんがえを、めぐらせていました。
さむさは、とうげをこえたと、らじおがいっていたと、
かいぬしは、いうけど、
まだまだ、よるは、さむいです。
かいぬしが、ふとんにはいると、
ぼくは、すこし、じかんをみはからって、べっどにいって、
かいぬしの、くびのところから、ふとんにはいります。
ぼくは、どうしても、かいぬしの、みぎがわにねるのがすきで、
はんたいがわだと、おちつきません。
「けんこうのために、おなじがわをしたにして、
いつも、ねたくはないんだけどねえ」と、
かいぬしは、よこになって、ぼくをだきながら、
まいばん、ぶつぶついっています。