1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくは、すとーぶをつけさせる(カツジ猫)

ぼくは、すとーぶをつけさせる(カツジ猫)

みなさん、こんにちわ

きょうは、あたたかいけど、あめがふって、
まだおひるなのに、そとは、よるのように、くらいです。
かいぬしは、「でかけようとおもっていたけど、
いえのなかのしごとを、さきにしようかな」と、
さっきから、まよっているみたいです。

うえのいえの、かたづけをしていて、かいぬしは、
ぼくの、むかしのしゃしんをみつけて、
「このころは、ほんとうに、かわいかったのに、
おじさんがおになったねえ」と、
ぼくと、みくらべて、なげいています。
「でも、からだは、だいぶ、ふとって、
みられるようになったから、
やっぱり、いまのほうが、いいね」と、いいながら、
ぼくの、おなかや、おしりを、なでています。

ぼくは、あさ、すとーぶがついていないと、
そのまえの、ざぶとんにすわって、
かいぬしのかおを、みあげることにしています。
「だめ、とうゆは、たかいんだから、
よっぽどさむくないと、すとーぶはつけないの」と、
かいぬしは、ぼくにいいきかせます。

そして、ぼくが、だまって、すとーぶのついていない、
ざぶとんのうえで、ねむっていると、
「わー、もうなんだよ、なんていう、いやみをするんだよ」
と、なげきながら、けっきょく、すとーぶをつけてくれます。

ゆうべ、かいぬしは、いっしょにねていて、
ぼくの、むなげのおくに、けだまが、できているのを、
さわって、きがついたようで、
「やっぱり、ぶらしをかけなくちゃね。
それでもだめなら、これは、きりとらなくちゃ」と、
いっていました。

めがさめたら、いそがしくて、わすれているみたいだけど、
まだ、ゆだんができません。

Twitter Facebook
カツジ猫