オパールの指輪。
◇共産党が10月にバザーをやるらしくて、それに服や雑貨を出せそうなので、少しは荷物が減るかもしれない。そう思ってわくわくして、上の家を片づけていたら、がらくたがごちゃごちゃ入っている箱の中から、小さいオパールの指輪が出て来た。デザインも古いし、輪の部分は汚れているし、私には中指にはめても少し大きい。多分、叔母の若い時のものだろう。乳白色がきれいで、ふだんにはめるのにいいかもしれない。私は貴金属なんかまるで持っていないのだが、これは何だかかわいくていい。
◇下の家のトイレにかけていた紫の花の絵をちゃんと高い場所にかけかえ、書類や週刊誌を突っこんでいた、田舎の家から持ってきた、古いわらのおひつ入れを空にして、これもかなりくたびれているスリッパを代わりに入れた。少しはあたりがすっきりしたような気がするが、単に気のせいかもしれない(笑)。書類の中からは、返事を出すべき手紙がわんさか見つかった。少しずつ書いて行かなくては。
◇明日は上の家の洋服を片づけ、書庫の本を何とかしないと。ジャングル化した奥庭は、お隣の方に、栗が落ちていますから、ものすごい状態ですが拾って下さったら助かりますと申し上げていたら、栗をとるついでに草も切って下さったようで、恐縮している。今朝ちょっと中庭をのぞいたら、ここでもルリマツリがさかえていて、網戸に這い上って青い花をつけていた。どうしよう。
下の家の金網の中の庭には、青と白のルリマツリに加えて、コンポストのまわりに真紅のヒガンバナがずらりと開いた。赤い細い花は、よく見るとびろうどのように、つややかでなめらかだ。カツジ猫がその色とりどりの花の中を、のそのそ歩きまわっている。
◇今日、初のみょうがを収穫した。刻んで、キュウリといっしょに食べた。たしかにみょうがの味はしたが、何だか買ったものほどおいしくなかった。なぜだろう。味がきつすぎるような気がする。
◇これ、何かすごいなあ。
見ているだけで楽しいかも。国会議員全員のリストだ。
文学の定義で、しばしば「時刻表や電話帳も、見て面白かったら文学と言っていいのか」ということが問題になるが、そういう点ではこれもちょっと、文学になるかもしれない。せいぜい活用しなくては。