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今ごろきっと。

◇昨日の夜、母が亡くなりました。
私は田舎に帰って、しゃかりきで家の片づけをしていたので、最期には会えませんでしたが、まあイブのころから私を見ても誰かわからなくなっているようだったし、いつもの咳や痰も治まって気持ちよく眠ったまま息がとまった感じということなので、よかったと思っています。

長年暮らした場所で葬式をしてやりたかったので、昨夜、田舎の葬儀社の人に頼んで、母を連れて来ました。
今夜7時から通夜、明日の11時から葬式です。場所は宇佐市の宇佐中央メモリアルホール、友善社という葬儀屋さんです。

私は眠るヒマがなく、宗像や宇佐をあっちこっち往復していて、母は葬祭場にほったらかし。いつものことだから母も文句は言わないでしょう。
と言うより、私は母が不自由になった肉体から解き放たれて、大喜びであっちこっち飛び回って、私や自分の好きな人たちを守ってくれようとしているように思えて、困ってしまうほど喪失感がありません。

もっとも、それも甘いかな。母はきっと今ごろ、私を守るのなんかそっちのけで、首相やトランプに文句を言いに行ってるような気もします。プーチンにも言いたいでしょうが、母はロシア語は知らないからな。英語はできるので、トランプになら負けていないと思います。

◇年末の忙しいこの時期、お参りなどはどうぞ無理をされないで、どこか虚空に向かって、お疲れさんとか呼びかけてやっておいて下されば充分ですので。

母は歌手の三浦洸一のファンで、葬式には彼の曲をかけろと昔から言っていたので、葬儀社の人に頼んで、そうすることにしました。

母にかわいがられていた猫のモモ、みかん、犬のアンダーなどが、今ごろあの世でさぞかし喜んでいることでしょう。

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カツジ猫