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昨日の国会前。

◇昨夜の国会前の集会は多くの若者が集まって、報道ステーションでも報道されたようですね。憲法学者なども参加したようです。新聞はあいかわらずろくに報道しませんが。

https://twitter.com/SEALDs_jpn

https://twitter.com/chanshimantifa

また、これらのブログを見ていると過激派のようなグループの行動が排除されたという記述が、ちらっと見えて、ああやはりそういう配慮がなされて、ちゃんとできているんだと安心し感心しました。
一向に効果があがらないように見える抗議行動にじれて、暴力的な過激な行動に出ることが、多分現政権が願ってる一番のつけいるすきです。くれぐれも、そこは用心してほしい。

◇ところで、ときどき、これらの集会や報道に対する批判的な感想や悪口の書きこみを見ます。「金ももらって集まっているんだろう」「特定の組織の連中だろう」というような、しょうもないものはおいとくとして、ちょっと驚くのは次のようなもの。(ことばはこの通りじゃないです。いくつかまとめて、要約してます。)

「戦争反対ってプラカードばっかりで、あきれた。日本が今どこかと戦争してるのかと思った。」
いや、どこの国でもどの時代でも「今どこかと戦争してる」ときに、戦争反対のデモなんかできませんよ。私は平和ボケなんて言葉は認めないし使いたくもないけど、「戦争がはじまってから反対しろ」と言ってるのなら、やっぱり平和ボケっていうのはあるもんだなあと、つい思います。

「今現在、国会で政府が進めてることに、公然と反対してる報道ステーションはおかしい、けしからん、非常識」
これも驚く。北朝鮮や旧ソ連、旧東ドイツ、戦時中の日本、小説「1984年」の世界ならとにかく、新聞テレビなどのメディアは当然政府の方針を批判するものでしょう。特に国民の中にそういう声が多いのなら。アメリカなんて多分もっと激しい。
政府の方針に逆らうというか、疑問を呈するマスメディアがおかしいという感覚が生まれて来ているのだとしたら、この国の民主主義は相当病んでいる。何より報道機関は、この現状に本気で危機を感じてほしい。

「こんなに映像で顔を出して参加者は就職できないだろうな」
ただのいやみでしょうけどね。そういう脅かしをする根底には、この国がそれこそ北朝鮮や天安門事件の時の中国などと同じになってる、同じでいいと思ってる感覚がありありと見えます。そういう世の中になっていないと信じ、そういう世の中にしたくないと思うから行動している人たちと比べて、どっちが日本を愛しているか。どちらに国を託せるのか。仕事をまかせられるのか。私がまともな企業の責任者だったら迷いませんけどね。

「メディアが報道しないというけど、火炎瓶投げて突入するとかもっと派手なことやらないと、とりあげるわけがないじゃないか」
語るに落ちるとはこのことですね。私はそうやって弾圧や分裂を招き、この運動を混乱させてほろぼすことが、現政権が願っているほとんど唯一の解決法だと思っています。それをそそのかせるようなこういう幼稚で低級な発言は、ひたすらもう一笑に付すしかないと、心から思います。
ヘイトスピーチの行きつく先は、この前のアメリカの銃乱射事件と誰かが書いていましたが、上のような「派手な戦い」とやらの行きつく先は結局「あさま山荘事件」でしかありません。

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カツジ猫