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母の日のアジサイ。

◇北朝鮮についての勉強会は、30名余りの参加で無事に終わりました。谷本先生のお話は、いやー、私はいろいろ死ぬほど面白く、ずっと聞いていたいぐらいだったのですが、皆さんは、いつもとややちがう枠組みからの話だったからか、ちょっと難しかったとの声も。でも、だからって、「わかりやすい話」に変えてほしくはないけどなあ。
とはいえ、いろんな疑問にもちゃんと答えて下さって、とても充実した勉強会だった。あー、私はまたフォローしようとしたあまり、しゃべり過ぎちゃったかもしれない。

◇今日は雨だ。そして母の日。最近はカーネーションよりアジサイがよく売られているようだ。時流に乗る気はないのだけど、行きつけの花屋にあったさまざまなアジサイの鉢の中に、もう人に買ってもらった田舎のわが家の裏庭に、昔大きな茂みがあったアジサイに色やかたちがそっくりなのがあって、母と昔をしのぶのにいいかと思って買ってきて、位牌の前においてみた。それから母が好きだった三浦洸一のデビュー60周年の記念アルバム、注文して買ったまま、ずっとそのままにしていたのを、この時とばかり、かけまくっている。つややかな声が心地よく、母といっしょに毎日歌っていた子どものころを思い出して、なかなかいい雨の午後だ。

だけど、ときどき妙なことを思い出して笑いたくなる。「踊子」は名曲だけど、どうしてか私と母が、歌をジェスチャーであてるという遊びをしていた時、母がいきなり、両足をあげてはいていた足袋をぬいで、私の目の前で振るので「何それ」と聞いたら、「伊豆のよさようなら、やないね」と、歌詞の一部を言うので、私はあほらし過ぎて大爆笑したことがあって、聞くたびについ、にやにやしてしまう。その時の母の、大真面目なような、ちょっと照れ笑いしてうふふと言ってるような声と表情が、まざまざと今も目に浮かぶ。
アホな思い出は残しとくもんだ。しんみりしないで、陽気になれる。

アジサイは、いずれ庭に植えたいのだが、根づいてくれるか心配なのと、土によっては色がピンクや紫に変わっちゃうかもしれないなあ。それはそれでもいいけれど。

◇上の家の猫たちにエサもやったし、カツジ猫のトイレの掃除もしたし、さて今日の残りの時間はどうしよう。さしあたり、作り置きのおかずで、夕ご飯でも食べるかな。そして、上の家から持ってきた荷物の片づけをして夜を過ごすか。

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カツジ猫