晴れのち雨
朝からぎゃんぎゃん日が照っている。つきあえねーよと正直思う。
夜明け前の涼しい内に、水まきや庭の手入れをした方がいいのはわかってるのに、ゆうべはちょっと涼しいのにだまされて、エアコンを切って寝たせいか、いい眠り方をしなかったようで、起きぬけからぐったり疲れて、ちょっとだらだらしていたら、戸外は焦熱地獄に突入。一歩も出たくなかったが、こんな時にまた私の擬人化症候群が発動して、自分がこうまで水がほしくてアヘアヘしてるのだから、庭の草木はどんなに苦しいだろうとか思ったら、いても立ってもいられなくなり、へろへろしながら水まきに出た。
この暑さだといいこともある。一つ、藪蚊も暑すぎて現れない。二つ、ホースも熱で、ぐにゃっているから、よじれなくて水の出がいい。三つ、最初しばらく陽を浴びていたホースからは火傷しそうな熱湯が出るので、庭の端にとめている車にかければひとりでに洗車ができる。
まあそんなこんなで、何とか庭仕事をすませた。そろそろお昼。午後は天気は曇るらしいがほんとかね。とても信用できないわ。
とか言ってたら本当に午後から曇って暗くなり、遠くで雷の音もして、あわてて洗濯物を取り入れる。ばりばりに乾いていた。
外出して片づけたいこともいくつかあったのだが、今日はもう家にこもろうかな。それにしてもだ、かたづけようとすればするほど、家の中が散らかって行くのは何でだろう?(笑)
岩波文庫の「ジル・ブラース物語」四冊をようやく読み上げた。何だかんだで最後まで退屈はしなかったなあ。三冊目でかなりの重要人物の二人をいきなりたったの二行程度で死なせて片づけてしまったのは、さすがにちょっとびびったけど、まあ感心もした。それにしても登場人物が多いの何のって、もはや最後の方では、この人誰だっけ状態。それでもまあ読み進めるのにそんなに困らないのも、助かるっちゃあ助かる。そして、国王や総理の気に入られて権力や財産をほしいままにしながら、本人や主人の失脚で一気にまた状況が変わるのも、妙にリアルではあった。
主人公は、何と言っても仕事はできて文章を書くのがうまいという特技がある。そして、いろんな主人に仕えて、ちゃんと働き信頼関係もあるが、常にどこかで距離を保ち、冷静に計算もする。でもはちゃめちゃなようで慎重で、良心的な基準を忘れない。こういうところがまあ成功と幸福の秘訣なんだろう。そして読者もこういう大衆小説から、おのずと、そういう生き方のモラルみたいなものをつかんで行くんだろう。
故郷の父母を放置してしまって、子としての義務を果たせず、後悔するあたりもなかなか現代と共通していた。最後まで使用人と主人以上の深い絆で結ばれるシピオとの関係も以外だけど面白い。この若者を雇うとき、もっとまじめで立派そうな候補者をあえて外して、油断がならず悪いこともしそうなシピオの方を選んだのも、なかなか深いかもしれない。
わー!
夕方暗くなって、涼しくなったから、ひとつぐらいは仕事をしようと、ブックオフに読み終わった本を売りに出かけた。読み飛ばし専用の、ごく新しい文庫本ばかりなので、売れるという自信はあった。途中でナフコで蚊取り線香を買い、本も売れて小金を稼ぎ(千円ちょっと)、駐車場に出たとたん、大粒の雨が。
うれしかったが、もしかしたら私の家の周辺では降ってないかもしれないという恐ろしい事態も覚悟しながら帰途についた。途中でまたスーパーに寄って、飲み物など買って車を出そうとすると(前が見えないほどの土砂降りになってたので、屋内駐車場に入れていた)、雲の彼方の遠くは晴れてて、赤い夕日が染みのようににじんでいるのが不思議な光景だった。
家の周囲もありがたく大雨で、しばらく車から出られなかったほどだ。庭は一面水たまりになっていた中を、じゃぶじゃぶ歩いて家に入った。
どんなに朝晩、私が死ぬ気で水をまいても、結局は雨の力には到底かなわない。これだけ降れば植物も満足だろうと幸せな気分になった。でも、ふと気づいたら、お風呂にお湯を張っていたのを忘れていた。熱すぎるから少しさまそうと、いったんとめて、そのままにしていたのだ。でもまだ多分、ぬるま湯ぐらいで、何とか入れるだろう。
ICCの赤根所長の制裁について、高市首相がトランプ大統領を慮って、腰の引けた発言をして、批判されたらちょこっとだけ色をつけて、右顧左眄なんてものじゃない。トランプ大統領にあれだけ抱きついたのだから、思い切り厳しいことを言ってみたらどうなるかやってみようぐらい思わないのか。国連の正義を守ろうとしても、あまり立場を明確にしたら、こっちの手の内がばれるとか言ったらしいが、「手の内がばれる」なんて発言、手の内を見せまいとする人間は死んでも言うこっちゃないぞ。どこからどこまで、幼稚すぎる。
あらゆる意味で、即退陣してほしいが、その後に小泉氏がひかえていると思うと同じぐらいうっとうしい。それでも、やめてほしいと思うぐらいなんだから、こっちもつくづく命がけだよ。
写真は庭の桔梗です。まだまだ一向衰えません。これも夏が長いせいかしらん。
