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あきれてものが言えない

コロナの軽症患者受け入れのホテルに火事があって、大したことはなかったが、放火の疑いがあるとか。どういう心理なのか聞いてみたい。

昨日うちの地域に、いつもの分別ゴミ収集を中止しますというお知らせの回覧板が回って来たが、そこに「この地区から感染者を一人も出さないようにしましょう」と書いてあって、気持ちはようわかるが何かちがうんじゃないのと思ったのだよな。それと、どっかでつながってる気もする。

何かもう、言い方や考え方が難しいんだよなあ、こういう時って。なのにまた、ついうっかり、むなかた九条の会の配るチラシに書く文章を引き受けてしまったし、別の冊子に書く約束もしてしまったし。今、人に伝えるメッセージ書くのなんて、フィギュアスケートの五回転ジャンプぐらい難しいんではあるまいか。おまけに私が、自粛自体はあんまり苦になってないし、今の子どもたちが長く学校休めるのが正直うらやましい、何で私が子どものころにそんなのがなかったんだろうって、心のどっかで思ってるしで、どう考えても不適任もいいとこなんだよな。

DVDのレンタルショップも混んでるらしいから、手持ちのDVDを適当に見てる。今夜は久しぶりに「ミラーズ・クロッシング」。スタイリッシュなギャングもので、主演のトム役のガブリエル・バーンはカッコいいけど、「ミスト」でおっそろしい神がかりおばさんを演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンのヴァーナが若くて美しくてうまくて、何より老いた(ってほどでもない)ギャングのボスのレオのアルバート・フィニーが渋くて魅力的ったらない。

これって、私に言わせれば、実はレオをめぐるヴァーナとトムの争い、というよりトムのレオへの純愛の話にしか見えないんだけど。でないとトムの行動の意味がまったく説明つかないし。ちょっと、アーサー王とランスロットの関係も連想させる。

明日はお休みだった古紙回収ボックスも開くし、忙しくなりそうだ。母の日を記念して、花屋さんにあった大きなアジサイを買って来て、裏庭に植えようかしら。

この写真は母のいた老人ホームの、写真好きの宿直のおじさんがくれたもの。

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カツジ猫