1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぎりぎりのヒイラギ

ぎりぎりのヒイラギ

明日は節分。ネットで注文して忘れていた、ヒイラギの苗が小さい箱につめこまれて、郵便で送られて来た。郵便受けに入っていた(笑)。急いで植木鉢に植えて、鬼瓦と並べて窓の下に置く。鮮やかな緑がきれいで、かわいい。たった一日だけど、節分飾りの一員でデビューができて、よかったね。あんまり大きくはならないみたいだけど、当分は地植えはしないで、鉢植えのまま庭に置いて楽しもう。

豆まき用の豆も二袋買っているのだが、私は実はあの豆の味が大好きで、庭に落ちたのをその後数日ついつい拾って食べたりしちゃう。今年はどうなるか知らないが、やっぱり、まくのがもったいないなあ。

吉田秋生の「詩歌川百景」は、悪くなかった。ただの、ほのぼのだけじゃなく、あちこちにひんやりした冷たさも漂うのが、さすがにこの作者である。二巻も注文しようと本屋に行ったら、二月発売だった。予約しておいた。

「聖おにいさん」最新刊も楽しめた。次がもうすぐ出るらしい。たいがい、ごちゃごちゃしてるし、危なっかしいのだが、つい読まされてしまう。私がこの漫画を知ったのは、何年も前に島田紳助がまだテレビに出まくっていたとき、彼が企画して作った若者のグループを応援してる番組で、そのグループのメンバーの一人が紹介していたから知ったのだ。紳助がテレビに出なくなったので、あのグループも打撃だろうなと気の毒に思っていたのだが、今どうしているのだろう。

「ビッグコミックスピリッツ」の前の号は売り切れていたので、ネットで注文したがまだ届かない。今発売中のは買った。森友問題の赤木さんの話が立派な漫画になっている。正攻法でわかりやすく、あらためて普通にまじめな公務員が、正しい仕事にちゃんとはげめないことが、どれだけ苦しいかが、ひしひしと実感できる。赤木さんほどでなくても、苦しんで、崩れて、腐って行った人たちが、どれだけ多くいたのだろうと思いやられる。そうやって崩れて、腐った、そうでなくては生きられなかった人たちが、記録や文書の改ざんやミスをする無神経さを錆びやカビのように身に着けて行ったのだろう。それが国や社会を蝕み壊して行くのだろう。こんな事態を生み出した指導者や支配者たちの罪は、本当に重い。それを見逃した私たちもだが。

Twitter Facebook
カツジ猫