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なつかしい戦争。

◇今日の午後は、共産党の「春を呼ぶつどい」というのに出席して来ました。週末は寒くなるとか言ってたわりには、日も照っていて暖かそうなので、叔母の遺した真紅のジャケットが厚手でコート代わりにもなるので、それだけ羽織って出かけたら、風は案外冷たくてびびりました。まあでも、目もさめるような赤なので、皆さん喜んでは下さいました(笑)。

一応九条の会代表の来賓扱いだったようで、民進党やその他の政党や団体の方といっしょに、最前列に座らされ、こんなとこでなくていいのにーと思っていたけど、松元ヒロさんのパフォーマンスを、かぶりつきの最前列で見られるという、思いがけない贅沢にありつきました。「テレビに出られない芸人」とのふれこみで、政治ネタをガンガンとばし、話術も巧みで歌もうまいし、すっかり楽しみました。でも本当は、このくらいテレビでふつうに放送したって、全然おかしくないのにな。永六輔さんの思い出話も、心打たれるものでした。

それにしても、その話の中で出てきた、首相が「うんぬん」を「でんでん」と誤読したのは有名ですが、オーストラリアかどっかの首相に会ったとたん、「またお会いできましたね」のつもりで「シーユーアゲイン」と言ったって、それ私は知らなかったけど、ほんとなんでしょうか。まああの首相に関する限り、もう何があったって別に驚きゃしませんが。

◇夜は「オール宗像」の実行委員会で、いろんな用事があって参加者はちょっと少なかったけど、計画やら報告やらで、あいかわらず盛りだくさんで熱気に満ちていました。いろんな行事の予定がいろいろ目白押しなのですが、また今度紹介します。共謀罪の学習会を3月26日にやって、その後、7月あたりに、小林多喜二のお母さんの映画を寺島しのぶ主演で撮った「母」という映画をしようということになりました。

◇海外ドラマ「刑事フォイル」のDVDも、あと二巻を残すだけとなりました。「ハワイファイブオー」の最新シーズンも、全部借り出されてたのがぼちぼち戻って来てるので、最初の二巻を借りてきました。戦時下の英国、現代のハワイ、どちらも背景になる風景と自然が美しくて、目の保養になるのがいいですね。

「刑事フォイル」は、少し前の巻から、ロンドンにも爆弾が落ち始めて、今にもドイツが侵攻して来そうな情勢で、そうか英国ってずいぶん苦労したんだよなと、今さらのように思い知らされます。その一方でアニメ「風が吹くとき」の核戦争で世界(少なくともあたり一面)が滅亡したことも知らないまま、日常生活を続けて放射能で死んで行く、平凡な老夫婦の奥さんの記憶では、そんな空襲の日々も、もうどこかなつかしい、「昔の戦争」になってたんだよなあと、二重三重に切なくもなります。

そして、そんな戦時下でも組合活動は行われているし、反政府的な言動も公然となされているのに驚きます。とは言え、古い屋敷や先祖伝来の土地が、いきなり政府に徴用されてしまう描写もいくつもあって、かつて沖縄でもこんな風にして、土地が取り上げられたんじゃなかったっけ、とぼんやり考えたりしています。

ん、そろそろ、お風呂のお湯がいっぱいになったかな。今夜はこれで。

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カツジ猫