ぼくは、はこいりむすこ（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

ぼくは、おさしみをたべ、えあこんのまえでねむって、
ぜっこうちょうの、まいにちです。

けさは、すこしすずしかったから、
ひさしぶりに、にわにでてみました。
でも、またあつくなったので、
いそいで、いえにはいりました。

そのあと、かいぬしが、せんたくものをほしにいって、
かえってきたとき、げんかんから、にげだして、
そとにでました。

さいきんは、よそのねこが、よく、にわを、うろつくので、
きとか、くさとか、いろんなところの、においをかいで、
てんけんしていると、かいぬしがきて、
「おまえはせっかく、そとにでても、
ちっともとおくにいかないから、
つかまえやすくて、らくでいいわ」といって、
ぼくをだいて、おとなりの、にわに、ごふうふがいたので、
「ほら、ごあいさつしなさい」と、ぼくにいいました。

となりのおくさんが、
「かつじくん、けがわだから、あついでしょう」といって、
のどをかいてくれました。
このごろ、そとにでないので、
よそのひとにあうのは、ひさしぶりです。
おくさんは、ぼくのことを、
「はこいりむすこ」と、いっています。

かいぬしは、あいかわらず、べっどのうえや、つくえのうえを、
にもつで、いっぱいにして、ちらかしているので、
ぼくは、ふだんの、こーすであるけなくて、ふべんです。
はやく、かたづけてほしいと、おもいます。

よるも、しょるいや、はこのあいだで、
かいぬしと、くっついて、ねています。
「まるで、ひなんじょせいかつだね。
もちろん、ほんとうのひなんじょは、
もっと、たいへんなんだろうけど」と、かいぬしはいいながら、
ぼくをだいているけど、
ぼくは、すぐに、はなれて、べつの、にもつのすきまでねるので、
かいぬしは、つまらなそうです。

このまえ、ぼくは、けのかたまりを、はきました。
かいぬしは「また、ぶらしをかけなくちゃね。
おなかにたまったら、たいへんだから」といっています。
きょうあたり、かけてくれるかな。