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やっぱしなあ

窓べにやっとこさ飾った、きれいな七夕のオブジェっす。

それから、今日は雨の合間に、伸び放題のトネリコを刈り込んだ。できたらクリスマスツリー風にしたいと思っているけれど、なかなかうまく行かないのよね、これが。まあ、ビフォー・アフターをごらんあれ。

私、日曜の朝のNHKラジオの日曜討論会は、わりとよく聞く。不愉快でも反対意見の人の言い分は一応チェックしときたいからだ。
 だけど、昨日だっけのマイナンバーカードについての討論会は、小耳にはさんだだけでも強烈に気持ち悪くて、とうとう途中で聞くのをやめてしまった。だって、誰もかれも、マイナンバーカードのいいところしか言わないんだものね。これだけちまたで問題が起こってるのに、ぼうぼう燃えてる家の前で、花火のきれいさについて語ってるような、もう気味の悪さったらなかった。

私がとどめでスイッチ切ったのは、誰か女の人が、「いろいろ問題はありますけど、従来の健康保険証の問題点も解決できるでしょうから」みたいなことを言ったときで、かけねなしに、こいつバカじゃないかと思ってしまった。ごめん。

従来の保険証に限らず、年金制度だって、選挙制度だって、エネルギー政策だって、何だって、問題点はどこにでも、常にいくつもあるわけですよ。それが行き詰まってどうしようもなくなって、どこからどう改革したらいいかという調査や検討を長く重ねて、慎重に移行し、軟着陸させるのがあらゆる作業の基本でしょうが。

家の間取りが不便だからと、いきなりキャンピングカー暮らしを始めるかい。ペレストロイカを曲がりなりにも成功させたのは、まちがいなくゴルバチョフの偉大さだけど、いかなる問題点があろうとも、新体制を作るには、それなりの旧体制の研究がいるのだよ。だいたい、もったいないとか、あるものを使えとか、食品ロスをなくせとかいう最近の流れにも、まっこうから逆らってるじゃないか、この女性の考え方は。

何か問題があったら、数百年の樹木を伐採し、国宝級の建物を破壊し、便利かどうかもまだわからないものを、むりやりでっちあげる。こういう発想しかできない、しゃべれない人間のごたくを聞いてるひまが、この忙しい国民に、ほんとにあると思うのかしらね。
 NHKもラジオはわりときちんとしてたが、最近次第にぼけるか狂うかしてきたなと、肌で感じた休日の朝。

私だけかと思ったら、ネットで皆が、この討論会を袋叩きしている。そりゃそうですよ、さもありなん。

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カツジ猫