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やばいやばいやばい。

◇一週間前が〆切で、おがみたおして明日まで延長してもらった原稿がまだ書けてないのに、海外ドラマ「シャーロック」のシーズン2のDVDが出たと聞いて、「あ、どーせ借りられてんなあ」と思ってレンタルショップをのぞいたら、まるっきり残っていて、「え、案外人気ないの?」と驚きつつ、ついふらふらと借りてしまった。2泊3日しか借りられないのに、知らんぞー。

◇「ブラザーズ&シスターズ」も、ちびちび見てる。今、シーズン1の終わりぐらい。いろいろ面白い。主役のパワフルなお母さんのサリー・フィールドが私と同世代っぽくて笑える。主役?のキティーは、もしかして「デスパレートな妻たち」におけるスーザンのキャラなんだろうかと最近思いはじめた(笑)。

兄弟姉妹の内、ゲイの弁護士と女社長が多分一番まともで感情移入しやすく描かれてるように見えるのは、同性愛者とフェミニズムへの悪口はタブーなのか、どっちもまだ保護されるべき弱者なのかなとも、ちょっと思うけど、私としては見てて気分がいいからいいや。
でも、ゲイの彼が人気俳優の恋人とショッピングに行ったのをパパラッチされて、「いかにもゲイっぽいランプを買ってた」とサイトに書かれて、相手の男性に「だから言ったろ、あの照明はゲイっぽいって!」と怒ってたのには笑った。どういうデザインなんだよいったい。それ買ったらゲイに見える照明器具なんてさ。

逆に、愛人だった女性の果敢な生き方は、下手すりゃっていうか、下手しないでも悪役になりかねないパワフルさ。2ちゃんねるをちょっとのぞいたら、果たしてけちょんけちょんに悪口を言われていた。そんな時にこんなこと言うのは何だが、この女性の顔だちって、フィギュアスケートの浅田真央ちゃんに少し似てないかい?

これは長くなるからまたゆっくり書くけど、キティーってのは保守派の論客なんだけど、ものすごく心が広いっちゅうかフェアで、まあそれ言うなら愛人と彼女の家族もそうだけど、思想的に対立していても、けっこう相手を認めて、許すなあ。こういうのは私の辞書にはない生き方なんで、逆に新鮮。もちろん、ドラマが現実とは思わんけど、ある種のモデル、理想像はさししめしているわけなんだろうから、「論敵とでも友情が生れ、たがいを尊重する(時にはベッドインする)」というスタンスが平気で描かれているのは、すごく驚く。私なんか、にこにこつきあっていても、人間的論理的に、こいつ許せん下らんと思ったら、もう二度と好感や共感を持つことはない。このドラマで見る限り、アメリカ人の方が私よりよっぽど柔軟で和を重んじてるよな。

それにしても、これを見ていると「渡る世間は鬼ばかり」が、まったくセックスを題材にせず、キスシーンもないのは、何ともすごいと思ってしまう。そのかわりにいったい何をやってるのかというと、まったく思い出せないのも、これまたすごいけど。

◇でもって忙しくて「ハンガー・ゲーム」もまだ見に行けてない(泣)。あの大統領はドナルド・サザーランドらしいね。これも2ちゃんねるかどっかに、「ドナルド・サザーランドが大統領だって? たしかにそんな世界はいやだ」とか誰かが書いてて、笑ってしまった。

◇さてと、今から徹夜かなー。原稿書きで。

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カツジ猫