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ワクチン

おばあさん猫のグレイスが、あんまり調子がよくない。缶詰も食べなくなったし、トイレもしていないし、やせて、かったるそうに寝ている。こうなったら、薬を飲ませたり延命措置をするよりも、のんびり放っておいてやった方がいいのかもしれない。そう苦しそうでもなく、さっき行ったら、よく寝ていた。今夜はそばにいてやろうかと思うけど、そっとしておいてやった方がいいようでもある。

海外ドラマ「インスティンクト」の最後におまけでついていた「ブル」と「グッドファイト」が面白そうだったので、次に見るものができたと喜んでいたら、何といつも行くレンタルショップTSUTAYAが移転とかで31日までお休み。ぎゃあ。その間にする仕事も読む本も山ほどあるが、やっぱり気晴らしに見るものを確保しておきたくて、久しぶりにGEOに行って、ポンタカードを再発行してもらう。「ブル」は新作だったので、安くなるまで待つことにして、「グッドファイト」の方を何巻か借りて来た。「グッド・ワイフ」の主役アリシアの上司ダイアン・ロックハートが主役で、冒頭は彼女が一人で、大統領になったトランプの就任式をテレビで見ているところから始まる。はー、これがもう終わった時代の始まりと思って見られるのは何と幸せなことだろうか。

車の中で国会中継を聞いていたら、たまたま共産党の笠井議員と宮本議員の質問中で、二人が、この状況下、ぎりぎりでしのいでいる中小企業の人たちなどに、一時金を補償金をと訴えているのに対し、スガ首相はいつものように、心のこもらない、通り一遍の回答をくり返すだけで、人を救う気も国を立て直す気もまったくないのが、ありありと見えて、こんな人に私の命運が握られているのかと思うと寒気しかしなかった。GO TOにしがみつき、オリンピックにしがみつき、本当にするべきことの展望が何も見えていないのが、切なすぎる。

ワクチンの接種がそろそろはじまりそうで、そりゃ普通ならもちろん打つし、結局はそうすると思うが、ただ、どこかでためらってしまうのは、副作用とかそんなんが恐いのじゃなく、政府がまるで国民を守ろうとか思ってないのが、あまりにもミエミエだからだ。こんな状況で、いろんなまちがいが起こるのはしかたないし、そのくらいはあきらめる覚悟はしているが、こんなに国民そっちのけで、オリンピックの開催しか頭にないような政府がすすめるワクチンというのは、とても不安だし、いやだし、何かあった時にあきらめきれない。

そうは言っても、ワクチンを打たなければ、これはこれでまた、ワクチン接種していないのに、したとごまかして平気でマスクもしないで出歩いて、ウィルスをまきちらすバカがいることもまた目に見えているので、そんなものの被害者にもなりたくないからな。

上の家がようやく少し片づいて来て、台所のテーブルと食器棚(の一部)がほぼきれいになった。買ってきた花を飾って、いい気持ちになった。しかし、グレイスと居間で過ごしてやりたくもあるので、そうなると、台所に荷物を移して、居間をきれいにしないといけないかもしれない。やれやれもう。いろんなことが秒読みだ。

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カツジ猫