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スイートピー

血糖値を下げるべく、夜食は夕方までに終わらせることにしているのだが、ついついしょうもない料理なのに、おかずをいくつも作ってしまって食べ過ぎそうになる。ほんともう、どうでもいい料理ばかりなのに、どうしてこんなにおいしいんだろ。鍋物の味付けなんて、しょうゆと酒とみりんとを適当にぶちこむだけで、時にはそれも省略するのに、野菜や肉や魚がそれだけでおいしい。

正月の残りの餅をごはん代わりに食べていたのだが、ここ数日はパンを食べている。でも、悩ましいのが、野菜から先に食べろというんだけど、私はパンにバタを塗ってきゅうりをはさんで食べたいのだよ。この場合どうしたらいいというのさ。
んなことを考えながら、夕食をすませて、坂本司「何が困るかって」と石田衣良「初めて彼を買った日」をいっしょに読んで、さらりとした味が似ているので、ときどきごっちゃになりそうになりながら、前者は読み終えた。後者もあと少し。どっちも悪くない。

「何が困るかって」の短編はどれも楽しめたが、中でも「仏さまの作り方」は、私の「情けあるおのこ」テーマと微妙に接近してからまりそうで、何だかもやもやわくわくした。それと、全体に言えることだが、こういう文章でのトリックが成り立つのって、「初めて彼を買った日」の各短編もそうなのだが、男女のことばや役割分担が昔と変わって来た中で可能になるんだなあと、あらためて思った。そういう点でもいい世の中になっていると、少し笑える。

なぜかスイートピーを山ほど買って飾りたくなり、いつもの花屋さんに行ったら、ちょうどそれにぴったりのスイートピーがいっぱいあって、買いたかったけど、ウォーキングの途中で買えなかった。明日早く買いに行こうと思う。

猫のカツジのしっぽの根っこに、とうとう毛玉ができているのを発見。ブラシをかけて、ほどけるかな。はさみで切らなくちゃだめかな。やつは、このごろは夜になると、私の仕事をしている横の椅子に寝る。でも、私が上の家に行くと、起きて庭に出て金網の中の棚に座って待っていて、プレッシャーをかけまくる。やだなあもう。何のために独身で家族も持たずに生きているのかわからない。

おばあさん猫のグレイスは、病院からもらった栄養食を、飽きたのか前ほど食べなくなった。高いのを奮発して七缶も私が買って来たとたんに、やってくれるじゃないか。

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カツジ猫