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七草がゆを買ってきた

被災地の新しい情報が細々とながら次々入って来るたびに、二百人の行方不明者とか、いまだに多くの人が生き埋めのままとか、冗談にもならない状況に震える。その一方で首相はテレビに出演して、のんきな話題ににかにか笑い、改憲をしたいとかいう抱負を述べている。大げさでなく、もはやこの状況はホラーである。

ある程度の年齢の人ならさすがに覚えているだろう。東日本大震災のときは原発事故まで加わった中、当時の民主党政権は即時に行動し、菅直人首相も枝野さんも、一瞬も休まず連日連夜、粉骨砕身の活動をつづけた。枝野さんの仕事と会見が続くのにネットでは皆が心配して「枝野寝ろ」という大合唱までが真剣に起こった。

あの民主党政権を自公政権は口をきわめてののしりつづけ、世間もそれに同調した。そして今はこのザマだ。私は野党や当の民主党さえもが、当時のことをともすれば反省するのに、「絶対に反省してはならない。共産党も社民党もあの政権を評価しなければ。そこは一歩も引いてはならない」と、ほとんど孤立無援で叫んでいたのだよ。アベ政権と対決する第一歩はそれだと考えていた。正しかったよ、あまり慰めにはならんけど。

そうは言っても、今はあのポンコツ政権しかないのだから、被災地の人たちのためには、それで何とかするしかない。今の政府はもう死に体で、支持率をあげようとさえしていないかもしれない。狂ったストーカー男のように、行きがけの駄賃で悪の限りをつくして滅びようとしている可能性もある。それでも、あれを使うしかない。

まずは私たちの一人ひとりが無気力にならないこと。絶望しないこと。被災地をはじめとした状況を見つめ、向かい合い、目をそらさないこと。できれば声を上げ続けること。できれば「しんぶん赤旗」「週刊文春」「東京新聞」をとりはじめること、読んでみること。

絶対に改憲と緊急事態条項の成立は許さないと決意すること。結果がどうあれ、とにかく今は決意すること。そして被災地や避難所への予算や対策を、ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ政府に要求し続けること。とにかく少しでも金を出させること。

とにかくもう、信じられないのよね。ニュースで経団連だかなんだかの金持ち連中が、もちろん岸田も参加して、新年会を開いたって言うから、その神経にあきれかえりつつ、今後のことを相談するというから、さしあたり金でも出すのかと思ったら、そんな話はまるでなし。現地のコンビニを少しでも早く開店してお買い物をしていただくことが救いにもなるんだとよ。あのさ、大谷翔平選手でさえ、巨額の寄付をぽんと出しているんだよ。今、金があって宴会でもできる境遇なら、まずは金を無条件で出そう、ただで品物を配ろうという気持ちが生まれないもんかね。この感覚が信じられない。どんだけ金があるのか知らんけど、こいつらの感覚や精神は金持ちのものじゃないよ。いやしい貧乏人の発想だよ。貧乏人だって、もっと高貴な発想するよ。最低のごくつぶしだよ、今の日本の富裕層って

まあこれだけ恥知らずの品性下劣な連中と太刀打ちしなくちゃならんのだから、私たちは、とにかく落ち込んではならない。それなりに、おせちも食べてお屠蘇も飲んで正月のバカ番組も見て笑って、決して罪悪感なんか抱いちゃいけない。大事なものを守るために、下劣なやつらと戦うために、英気を養い、楽しく過ごす時間も持たねば。私も先日スーパーで、手抜きの七草がゆのパックをちゃんと買ってきました。お正月のお花も新しく買って、がんばっている去年のお花に加えています。

そして小説「岬まで」も書いてます! 無謀かもしれないけど、松の内にはしあげたいから、皆さんごめんね、お手紙やらお返事やらお礼やら、もうちょっとだけ待って下さい。しばらくこのブログ以外では鳴かず飛ばずになると思いますから。

以下はもう駆け足。

数日前に私が書いたのと同じ見解が増え出した。
 もっと大きい流れにしたい。

共産党へのデマ攻撃も、ようやく反撃されはじめた。
 これも、絶対に手をゆるめず見張っておかなければいけない。

何しろ、例のゴミノートもさすがに書くことがないようだから、今後はもっと醜いデマ攻撃に精を出して来る可能性がある。

いろんな資料は、どうぞツイッター(X)の方をごらんになって下さい。下の方にリンクがあります。

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カツジ猫