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冗談でなく寒い。

◇こいのぼりのワンピースどころか、毛皮のコートでも着たろかと思うぐらい、昨日は寒かった。駅前の集会は果たして30人ぐらいしか集まらなかったが、スピーチは皆多彩で、それなりに盛り上がった。

https://www.facebook.com/karasaki.yuji.room/videos/2015510442048478/

17分43秒ぐらいから、私のスピーチです。いやー、寒くてちぢかまってたのもあるけど、まるでホームレスの親玉みたいだわ(笑)。ジムに行ってやせなきゃ、髪のカットの予約を忘れてた、からさきさんに話すときに目を閉じない方がいいと注意したくせに自分はしっかり目をつぶってるやんとか、見てて気づいたことばっかり。

ごらんのように、他の方は皆ダウンとか着てられるのに、私は薄手のぺらぺらの春のコート。出かける直前、ほとんど使ったことのない、タオルのマフラーをたんすの引き出しから引っぱり出してまきつけて行ったので、かろうじて凍死せずにすんだわね。あのマフラー、しばらく愛用してやろう。

◇私のスピーチの内容は、ざっと以下の通り。

「今、テレビでは大相撲の土俵に女性が上がることについて、女人禁制が話題になっています。これは大変大きな問題です。
私は宗像市で世界遺産の話が持ち上がったときから、女人禁制についてどう考えどう答えるのか、しっかり議論をしておかないと、宗像市は女性差別を発信する町として有名になってしまうと心配していました。


しかし宗像市は、女人禁制ということを徹底的に隠したままで計画を進めました。海の道むなかた館やその他の場所にも女人禁制という文字は、ずっと一言もありませんでした。何か問題になりそうなこと、議論が起こりそうなことは隠したままでした。


ひとつを隠して議論を避ければ、他のすべても隠すことになります。予算のことも市民には知らせないままでした。今まで使った市の予算は、はっきりと世界遺産にかかったものだけでも8億です。道の駅の整備など関連予算はもっとです。


からさきさんといっしょに、これまで、あちこちで懇話会をして来ました。その中で『世界遺産もいいが、保育所を』『地元だが何の恩恵もない。自分は反対だった』など、私が世界遺産を推進したい立場だったら、不安になるしかないような発言を多く聞きました。一方で、世界遺産を応援し支援している人もいました。宗像市民は今こうやって意見が大きく分かれています。本当は、この両者が話し合って、保育所にどれだけ使うか、世界遺産にはどれだけ使うか、考えて決めて行かなければならないのに、その場所がありません。これでは世界遺産を進める上でも、よい方向には行きません。


都合の悪いこと、文句の出そうなことは隠して、避けて、逃げて、ごまかす。これは市の職員にとっても、とてもつらいと思います。市民の疑問に答え、きちんと説明してわかってもらうのが、市の職員の仕事で、誇りなのに、それができないのは、きついです。


今、国会で起こっている日報や佐川証言の問題も同じことです。あれは、急に起こったことではなく、長い積み重ねの上のことです。アベ首相が憲法を変えたいなら、なぜ変えたいかどう変えたいか、一生懸命ていねいに説明すればいいことなのに、最初からその議論を避けて、どうやったらうまく変えられるか、その方法だけを工夫している。ごまかして、逃げて、避けて、隠している。それがすべてに広がって、今、法律も常識も通用しない状況になってしまいました。


怒っている人もいるでしょう。国会前や官邸前に抗議に行きたいと思う人もいるでしょう。東京まで行くのは大変ですが、ここ宗像でできることがあります。アベ政治を許さないと言っている候補者に一票を投じ、票を読むことです。
自分はこう考える、このようにしたいと思う、あなたの意見はどうですか、それをきちんと説明し、聞いてくれる、あたりまえのことをしてくれる市長を作ること。
それが、アベ政治へノーと言うことです。アベ政治が作り上げ、こわしたものを、この宗像から作り直して行くことです。いっしょにがんばりましょう。」


他の方のスピーチも、どうぞごらんになって下さい。

◇今日は1時半から河東コミセンで、青年会議所が主催する公開討論会。と言っても、討論はなくて、項目ごとに各候補が自分の意見を順番に述べ、拍手もヤジも禁止というものですが、投票の参考にはなるかと思います。
青年会議所自体も、全国的にはヘイトスピーチみたいな問題をいろいろ起こしている組織ですが、地域ではそれなりに、まじめにがんばってるところもあり、誠実に応対したいです。

とは言え、届いた当日の資料を見ると、決して悪気ではなく、児童や高齢者、障碍者、生活困窮者への援助が市の財政の負担を増やしてる、みたいなことが、さらっと書いてあるから、ああこういう感覚なんだなあと、やっぱり話し合う必要をしみじみ感じる。

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