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太陽から逃げながら。

◇日が昇らない内にと早起きして、庭の木を刈っていたら、ちょっとのつもりが面白くてやめられなくなり、結局上の家の前庭の枝を、ほぼ全部刈り込んでしまった。
すっきりしたと言いたいけど、これってきれいになってるのかな。ざっと見たところ、ただとにかく「やってます、戦ってます!」としか見えない感じなんだけど。

その刈った葉や枝を、今朝ごみ出し日なので、ごみ袋につめこんでいたら、もう太陽がじりじり照ってきて、その陽ざしを回りこんで避けながら仕事をした。直射日光にあぶられるのと日陰とでは体力の消耗度がレベル1とか言いたいぐらいちがうのだ。
おかげで、この数日の内に自分の家の周辺にいつどのかたちで日があたってくるかを、ほぼ把握してしまった。

◇誘惑に負けて、ゆうべ寝る前に、「私にふさわしいホテル」(柚木麻子)をちょっと開いたら、豪快で刺激的で、思わず一気に最後まで読んでしまった。「本屋さんのダイアナ」では猫をかぶっていたなと言いたくなるぐらいのパワフルさと毒があって、筒井康隆、町田康もどきのしっちゃかめっちゃかもほの見えて、腰か腹かどっちでもいいがそういうものが座ってるのが恐ろしい。
最近の作家は男女問わず、恐ろしく皆うまいので、思想や心情の核や正体がめったにつかめない。別にそういうのが私と同じでなくてもいいが、わかっても楽しめる場合と、わかったとたんに興味が失せる場合とがある。もちろん、はじめからわかる場合もある。上手に隠してるなと感じる時もある。

たとえば女性(=男性)の描き方など、昔は私の好みにあうものなどめったになくて、たまにあったら安心してのめりこめたし愛せたが、今の世の中では世間の好みがわりと私に近くなってるので、作家がゆずれない自分の本質として書いてるのか、成功するために迎合してるだけなのか、ほとんどわからない。多数派になるのも、つらいところがある(笑)。
この作者の場合もむろん、まだそういうところはわからない。しばらくは楽しめそうだ。

◇何かちょっと笑った。特に最後の一行に。

masquerade@sayumi26 8月8日

天皇陛下のメッセージは完璧に練られている。

まず日本国憲法下での象徴天皇としての前提→改憲で元首を拒否

摂政設置の否定→暫定的措置の拒否

象徴天皇が継続して安定的に国事行為をする→一代限りの新法拒否正式に皇室典範改正をしてという事。

安倍一派の逃げ道を完全に塞いだ。

天皇GJ

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カツジ猫