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悲しい話

糖尿病を警戒しつつ、気晴らしのためのケーキを時々買うんだけど、先日ひさしぶりに駅の反対側の、昔からあるケーキ屋さんに寄った。いろんな店がやめたり代替わりしてる中、知ってる範囲では一番古くから変わらずにあるケーキ店じゃないかしらん。

最近のケーキは大きくて値段も高いけど、ここは昔ながらなのか、小ぶりで値段もちょっと安い。うれしくて、いくつか買ってしまった。実は、この店を敬遠しはじめたのは、ものすごくていねいに箱に入れて、手製のリボンの飾りなどをつけてくれるので、急いでいる時にあせってしまうからだったのだが、さすがにもう、そのていねいすぎるラッピングはやめてるようで、ほっとした。
ケーキの味は変わらずおいしく、それも嬉しかった。

気晴らしに読むのに買ってきた、「猫が見ていた」(文春文庫)という猫の小説アンソロジーは、いろいろ面白くて、あっという間に読んでしまった。やや暗いのや恐いのもあるが、どの短編も楽しめる。どれも最近の作らしくて、出てくる小道具やなんかが、全部現代的で新しいのも思いがけず新鮮だ。別に理由もなく、単純に気に入って読み返しているのは、北村薫「『100万回生きた猫』は絶望の書か」のどこかとぼけてひなびた感じと、加納朋子「三べん回ってニャンと鳴く」のネットゲームの超今風な雰囲気とで、何べんだらだら読んでも飽きない。ただのマンネリかもしれないが、これも愛読ってことになるのかな。

ここ数日、あまり出かけないものだから、カーテレビを見なくて、ワイドショーも見なくて、おかげで精神衛生にはいいっちゃあ、いい。そう言えば河野大臣が、ハンコ廃止に邁進してるとか。それ聞いてとっさに「ああ、ハンコ業界は利権にからんでなかったのね」と思った自分が情けない。自国の政府が利権でしか動かないと刷り込まれてしまった国民というのも、悲しいものだ。

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カツジ猫