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憲法カフェ第一回無事終了。

◇今日の「憲法カフェ」は、おかげさまで会場が満員になる50人ぐらいの参加で、盛況でした。中味もあったと思います。

「アベ首相の九条に三項をつけ加えるという案は、護憲勢力の分断をねらう意図がある」(共産党)
「女性が多く政治に参加できるようにしたい」(社民党)
「憲法や反戦は、なかなか票に結びつかない。これらとともに、雇用や年金、保育所など、生活に関する政策を出して行かないといけない」(社民党)
「野党共闘は、食事会をするなど、これまでなかったかたちでも進んでいる」(共産党)
「沖縄の勝利に学んで、SNSなどの活用にもっと取り組むべき」(参加者)
「平和を望む創価学会の方々とも共闘の工夫を」(参加者)
「共産党と社会党がいっしょに、このような勉強会に参加するのは初めて見て感銘深い」(参加者)
など、いろいろな話が聞けました。

オールむなかたの唐崎代表や、九条の会の事務局長が、女性がお茶のサービスをしないですむように、皆にコップとペットボトルを回してセルフサービスをするよう配慮されていたのも、大感動しました(笑)。

◇「ブラウン神父」のDVDを見終わって返しました。勢いで注文しちゃった文庫本も明日辺り届くでしょう。
でも、このシリーズ、平和な小さな村で、週一ぐらいのわりで殺人事件が起こってるのは、まあ目をつぶるとしても、私の好みからいうと、加害者被害者のみならず、レギュラーメンバーがそろいもそろって、皆バカすぎ(笑)。ブラウン神父が賢いのはわかるんだけど、周囲があまりにバカだから彼が賢く見えるだけじゃないかと思わず疑いたくなるレベル。それと、神父はたしか小柄だったよね? こんな大柄な俳優さんじゃ、イメージ狂うんですけど、原作をちゃんと読んでないから私の記憶違いかもしれない。

◇とにかく注文した本が山積みなもんで、新しいDVDを借りてくるのはよしました。今読んでるのは、何べん見ても覚えられない何とかいうロシアの象徴主義たらの作家の「かくれんぼ」その他の短編集。はかない、繊細な、ものがなしい話が続いて、ああ、子どもの世界って、こうだったかもしれないと思い出す。

姫野カオルコの「彼女は頭が悪いから」は、実際にあった集団レイプ事件を扱ってるようだが、冒頭でびしゃっと、いやらしい興味にこたえるようなことは書いてない旨を宣言するのが、強い怒りと決意に満ちて、小気味いいというより、頼もしい。半分ちょっとまで読んだが、登場人物たちがどうからむかわからないまま、どの人物に対しても、きめこまかい優しさと愛を感じる。べたべたしたものではなく、いろいろひどいことも書いているのに、決してバカにしないで、すっとよりそっている感じで、このスタンスは好きだなあ。作品の道具として、一人一人を扱うような、上から目線の感じじゃないのだ。

クッツェーの「モラルの話」は、濃い紫とオレンジの人を脅かすような装丁で何だかびびる。世界文学全集で「鉄の時代」を読んで、何だか快く滅入って、気になっていた。え、でも私この人女性とばかり思ってたけど男性だったの、まあどっちでもいいけど。この短編集も、すっきりして、冷ややかで、ありふれてるようで、ありふれてない。

◇冷蔵庫の中の野菜や魚を早く何とかしなくてはならないから、明日は料理にはげむかな。先日、立派なお酒をもらったので、誰かを呼んでささやかな酒盛りでもしたいところだが、もうちょっと仕事を片づけてからだな。

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カツジ猫