閉店間際。

◇朝から定期検診で病院に行った。まあ一応無事にすんで、夕方からオール宗像の会議があるので、とんぼ返りで引っ返した。九条の会のチラシの原稿を、そこで事務局長に渡すことになっていたので、しゃかりきで書いていたら電話が鳴って、昔カルチャーセンターでいっしょに勉強していた方からだった。何年か前から数人で古典の読書会をしていて、指導に来てくれないだろうかというお誘いだった。

昔なら二つ返事で引き受けたし、今だってほんとはほいほい駆けつけたい。だが、絶対に今年中にめどをつけなければならない仕事がさしせまっているので、涙をのんでお断りした。もっとおしゃべりしたかったのだが、原稿の方も気になって、住所だけ教えて、ハガキをもらってメールアドレスを教えることにして、話を切り上げてしまった。
何かもう昔だったら、これを機会にいろいろ勉強してとか思うところだが、今はまったくその余裕がない。人間関係もそうだけど、私の人生まさに閉店間際の状況でホタルの光が流れ出しているような気がする。

◇ハロウィンの飾り物をあるだけあちこちに飾って、満足していてふっと気づいたのが、たしか去年、ハロウィンのあとで、あっ、こんな大物出し忘れたと思ったものが何かあったぞということだった。戸棚の奥を再チェックしたら、何をとち狂って買ったのか、廃材か流木を使ってつぎあわせたような、でっかい無気味なジャック―オーランタンの壁掛けが出て来た。さっそく、窓辺に外を向けてつるしたが、夜なんか道から見ると、はっきり言って相当恐い。絶対どこか近くの子どもがトラウマになって、夜はこの道を通れなくなっているんじゃないだろうか。私は気に入っているのだが。

◇ところで九条の会のチラシだが、２４日の憲法講演会の案内チラシも出来てきてるので、そっちをまくかもしれないので、私の原稿は使わなくてもいいよと言ってきた。どうなるかはまだわからないが、そういうことで陽の目を見ないままになるかもしれないので、ここにアップしとこうかな。前にここで書いた映画や講演の感想をまとめているのだが、つなぎめに書き加えたところもあるので。