存在感
なぜかなかなかうまくリンクできないのですが、先日の宗像で行われた県議会への抗議集会です。
前にご紹介したのとは別のバージョンです。こちらの方は短くて見やすいかもしれません。
【福岡県議会に声を届けよう】 高額海外視察や現金授受疑惑に怒りの声!「ペンライトアクションむなかた」 [ダイジェスト]
それにしたって熊本地震、あらゆる点で急を要する問題が山積なのに、首相や政府の影が薄いなあ。小泉防衛相なんて、こんな機会は逃さずにあちこち出まくってアピールしそうなものなのに、首相ともども、まるで存在感がない。もしかしたら、なかったことにしたいんじゃないかと疑いたくなるレベルだ。
いや、変に存在感発揮されるのもいやだけどさ。これだけ現地で被災者や対応してる現場の人たちが、ただ生き延びるため、生き延びさせるためだけに、これだけ悪戦苦闘している時に、毎日何かコメント出しても罰は当たらんレベルの状況だろうに。
日本に指導者はおらんのかい、国家ってものはないのかい。あれだけ皇室や国旗については全力あげて猪突猛進した人たちが、軒並み疲れて寝てるんだろうか。ネットの記事では、対策会議でさえ、あまり時間はかけていないようで、本当に目前の問題と支配下の庶民に対応するのが、苦手というか嫌いというか、力の入れ方がまちがってるよ。
私はあいかわらずバテ気味で、テレビや読書に逃避している。がらくたの山の中から掘り出した、ずっと以前に古本市で衝動買いしたらしい、昔の岩波文庫四冊の「ジル・ブラース物語」をちびちび読んでる。こんな感想もあって、なかなか、だらだら読むのにはいい。
まったく昔の話なのだが、まっとうな家庭に育ったまっとうな若者が、まっとうな目的で家を出て都会に向かった途端に悪者にだまされて盗賊団の一員にならせられてしまう冒頭など、今のトクリュウにひっかかる若者とあまりにも似ていて、変にびっくりしてしまう。その後もジェットコースター並みの有為転変が続き、いろんなお屋敷に仕えるのだが、そこの高齢のご主人たちが医者のまちがった処方で、片っぱしから死んで行く例がやたらと多く、今なら医療事故のオンパレードで、時代の変化を思い知る。
そんでもって今は仕えている家の美しく賢く慎ましい令嬢が、使用人の自分を好きなんじゃないかとうつつを抜かしていたら、実は令嬢はある騎士に熱をあげていて、その恋の手助けをしてほしいと頼んで来る。それで、その騎士のことを調べたら、けっこうなモテぶりで浮気者とわかって、令嬢はすっぱりあきらめる。この物語の女性たちは相手の男性が裏切ったりすると、けっこうたちまち、潔くあきらめて次の人生を選択するのが、ものすごく早い。それが時には悲劇も呼ぶくらい対応が早い。
でも、この令嬢はそうではなく、「やっぱり、どうしてもあきらめきれない」(口をきいたこともないんですよ、その騎士とは。今ならほとんど「推し」の感覚)と言って、それでどうするかと言えば、男装して自分も騎士になって、相手と接近するという計画をたてる。しかも実行する。乳母?の女性とジル・ブラースが協力する。それで相手の騎士の住む街に行く途中、知り合った感じの良い女性の家に泊めてもらったら、その家の壁にかけてあった、死にかけた男女と嘆く中年男の大きな絵画がすばらしかったので、女主人に由来を聞く。
そうしたら女主人は、これはわが家の悲劇を描いたものですとか何とか言って、絵の題材となった祖先の貴族や王族の恋バナを語り始める。それがちょっとした文庫本ほどの長さ。いやもう、予想もつかない展開すぎて、しかも話は面白いけどちんたら進むから、先は読みたいけど眠くなってすぐ中断する、時間つぶしには最高の本です。つぶす時間もない私には最悪の本です。
ご近所の方からいただいたカノコユリの花束は、どんどん水を吸い上げて、一度日干しにするところで大慌てしたりしましたが、何とまあ、いっぱいついていたつぼみが全部ほぼ見事に開きました。いただく時に奥さまは雄しべを切って下さったので、その後うちで開いたつぼみは、皆たけだけしく立派な雄しべをつけているから、すぐわかります。どーでもよすぎること言いますと、私は飼い猫を去勢避妊していましたけど、去勢してない牡猫のお尻のタマタマはとても好きで、毛におおわれた立派なのが二つ並んでゆれているのが最高に好きでした。ユリの雄しべもそれに似ていて(どこが)、めりはりがついていて、とても素敵です。葉っぱはほぼ枯れてしまったのですが、そこがまたすごみがあったりして。
