あちちちち
嘘みたいですけど、昨日の夕方、郵便受けを開けて中の郵便物を取ろうとしたら、金属製の郵便受けの蓋が焼けそうに熱くなっていてさわれずに、開けることもできませんでした。こんなこと初めての気がする。
とにかく雨は上がったので、おっかなびっくり数日ぶりに奥庭に行ってみたら、バラもユリも無事というのかどうなのか、咲き誇りまくっていて、赤いユリの集まりがまるで火事のようでした。いっつも思うのですが、これほどきれいに花が咲いてるのに、すごすぎて荒々しくて、あんまりきれいに見えないのは、もう本当に何でなの、うちの庭(笑)。
中には雨のせいか、折れて地面に倒れているものも多く、そういうのを集めて家に飾ったけど、そんな風な集め方だから、すべてめちゃくちゃな取り合わせで、これまたあんまりきれいではない(笑)。私の人生みたいだけど、どっか何かでまちがってるなあ(笑)。
見に行きたい映画があって、どう時間を取ろうかと悩ましかったのですが、朝チェックしたら、ギリ来週までやってるようで、それなら何とか今週中に、授業の準備の黄表紙作りはやってしまえるかもしれない。と油断して今日は昼まで寝てしまった。やれやれ。
朝ドラ「あんぱん」は主人公たちの軍隊が飢えに苦しめられ、現地の人たちとの関係にも苦しむなど、深刻な状況を描きはじめている。それでも、昔の戦争映画に比べると画面も描写も、どことなく穏やかで、暗くも無気味でもなく暖かい。変に過激で刺激的でホラーではないのが、かえって、しみじみとリアルで悲しい。
見ていると、ずっと以前に「むなかた九条の会」で主催した、小さな勉強会を思い出す。戦争に行かれた方のお話を少人数で聞いたのだ。大柄な、明るい、力強さがただよう方だった。軍隊生活、鉄拳制裁、現地の人との交流、飢えの苦しみ、その他さまざまが、「あんぱん」の世界と重なり、どちらも決して特殊ではなかったことがわかる。ひどすぎる話なのに、どこか明るく力強かったことも、似ている。