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あれには反論が

◎ゆきうさぎさん

毎日新聞の岩見氏のコラム、私も気になっていましたが、昨日の毎日新聞の投書欄に、50代のNPO法人職員の方が、私などにはとてもできない(笑)大変きちっとした反論をされていましたね。

全文を紹介したいぐらいですが、「敗北は民族の大悲惨」だから強力な軍隊を持つのは初歩で、それは軍国主義とは無縁であるとする岩見氏の意見(あのややこしい文章の本質を、こんなにきちっと正確にまとめたことが、すでに立派)に対し、「そうだろうか」と疑問を投げかけ、岩見氏自身の文章にあった、精強な関東軍が国民を守ってくれなかったことを考えても、精強な軍隊の存在は戦争の原因になるだけだし、敗者だけでなく、勝者にも帰還兵のストレス障害など悲劇は起こると指摘しています。そして、「9条平和」は岩見氏が言うような信仰的なものではなく、国民の不断の努力によって維持、達成されるもので、強い意志が必要であり、ただの楽天主義ではないと強調しておきたい、と結んでおられます。

共感し過ぎて、へやの中を踊りまわりたいぐらいでした。(笑)

◎それにしても、あの岩見氏の文章が非常に気持ちが悪かったのは、たとえば、その「関東軍が国民を守ってくれなかった」と、体験にももとづいた実感を書いて戦争の悲惨さを読者に共感させ共有させようとしながら、「だから」脳天気な平和主義はいけない、と国会どころではない変なねじれ方で、それもはっきり言わないで、平和憲法を攻撃する、この手法です。国会はねじれていた方がいいですが、こんな文章のねじれはよくないですよ。

私は自分と反対の意見でも、はっきりしていて筋が通れば尊重もしますが、こういう、得体のしれない、一部分だけで読者の共感をつかんでおいて、どう考えてもそこからは導き出せない方向に誘導するのはいやだなあ。本当に書きたいこと、思っていることをちゃんと言ってくれるならいいんですが。

こういうやり方は、この数年間どこかでよく見たと思ったら、例の大阪市長の話がまったくこの通りの手法でしたね。(つい過去形になってしまったけれど。)結局、ああいう話し方が功を奏したことは、日本の言論界に大変な悪い影響を与え、害毒を流したのではないでしょうか。まあ、影響されて染まる方も、それだけの人でしかなかったということなんでしょうが。

◎今日は大変な暑さで、しかも時々突然夕立ちがくるという、油断のならない天気でした。(笑)近所のスーパーが安売りをしていたので、普段用のパンツを二本買いました。カツジ猫におすそわけするお刺身も手に入って、ほっとしています。それにしても、やつはなぜ、あんなにも、カワハギの刺身に執着するのでしょう? やったとたんにぺろりと食べて、未練がましく、隣りにあるお皿の下を前脚で探ってみたりするのが、もう笑えるやら情けないやら。最近は暑いからか、いっしょに寝てもくれないし、私とやつの間の絆はカワハギの刺身だけかもしれません・・・

◎今日の講座で、ちょっと「ぬれぎぬと文学」の話をしたら皆さんにわりと受けたので、もう少しこのテーマを整理してみたくなりました。しかし、紀行全集の方も各編の解説を書く佳境に入って来つつあり、身体は一つでもいいから、ものを考える頭とパソコンを打つ指が五人分ほど身体にくっついていたらいいなあと思ったりする今日このごろです。

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カツジ猫