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がーん(笑)。

◇暖かだったし、朝から仕事にはげんで、正月飾りは、ちゃっちゃとばっちり、もう全部すんだ。安物のしめ飾りもなかなかかわいくてカッコいいし、鏡餅も上の家下の家それぞれに立派に仕上がった。
がしかし、片づけはまだまだで、何だかとっ散らかった中での年越しにはなりそうだ。まあ、明日どれだけ片づけられるかだなあ。そして、お飾りものを入れた箱はまだ見つからない。もう心当たりはすべてチェックしたのだが、過去の自分の判断が全く想像つかないのがすごいなあ。

◇この間に、洗面所につっぱり棒をいくつかして、S字フックを使っていろんなものをかけようという、プチプチリフォームに取り組んでいた。これがあくまで私の美学視点だが、なかなかうまく行ったので、気をよくして壁の飾りも移動させていたら、お気に入りの薄いブリキの飾りが、みごとに壁と洗面台の間の狭いすきまにすべりおちて取れなくなった。
洗面台は排水管を固定していて動かせない。何とか救い出したいのだが、災害現場の生き埋めの人を救出するみたいなもので、どうにもなかなかうまく行かない。年明けまでに何とかできるかしら。

◇片づけに退屈すると、読みさしのままの本を読んでいる。「ガレー船徒刑囚の回想」とか、「カミュ 歴史の裁きに抗して」とか「ザンジバル」とか、この極限状況?下で読むからか、面白くってしかたがない。けど、すぐに中断しないと仕事が終わらないから、やめざるを得なくて、それがまた何となくいい。

特に「ザンジバル」はたしか大学生のころ読んだ再読なのだが、いろいろ忘れてるところがあって、登場人物の誰が死ぬのか生き残るのか、からっきしわからないのもさることながら、最初に読んだときの、苦くて甘い共感が、この今の時代では、さらに切実に、なつかしさとともに胸にせまって来て、もう何ともこたえられない。

◇さてこうしちゃいられないので、仕事に戻ります。

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カツジ猫