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大みそかの偉業。

◇朝外に出たら雨が降っていて寒い。大みそかはこんなんかと思っていたら、しばらくしたら晴れて、日がきらきらして来た。ここ数日、どこに出かけても車や人がいっぱいなので、先んずれば人を制すというではないかと食事もそこそこに、古紙とごみを出しに行き、いつも行く喫茶店にごあいさつかたがたお茶を飲みに行った。

不燃ごみの回収は今日は休みだったので、この時とばかり、先日買った身分不相応におしゃれなごみ箱に、持って帰った空き缶は保管した。そして、今日のメインイベントである、壁と洗面台のすきまに落っこちた薄い金属の飾りを救出すべく、買いこんできた針金や細い板を使って、あれこれやってみたが、どうしても取れない。

何度か心が折れそうになったが、とにかくこの空間にあるのだからと、いろいろ、あらゆる手ごたえを試し、強引繊細さまざまなやり方をためしていたら、ついに2ミリもない狭い空間から、板に押されてはねあげられた飾りものが、ぽーんとクジラのように宙に舞い上がって飛び出して来た。おーやったやった、一年のしめくくりにふさわしい大みそかの偉業だと悦に入ったが、こんなことで時間をとられて、おせちもどき作りも片づけも掃除も猫たちの世話も、まだ何一つしていない。この調子では、あっという間に夜になって、あっという間に年が明けるだろう。しかし、とにかくめでたい。さしあたり、風呂をわかして、ゆっくり入って、今後のことを考えよう。

◇カツジ猫は、朝、雨の中を外にトイレに行って、ほめてくれと言わんばかりにおやつをせびり、その後例によって私の仕事用の椅子を占領し、抱いてとなりに移されたら、またそこで、ええ気持ちそうに寝ています。こいつはこのごろ、ちょっとにゃあにゃあよく鳴いて甘えるようになり、身体も少し大きくなったような気がします。もう中年のおじさんだもんねえ、カツジ。

◇日記帳とも言えぬ、不規則なメモを書いているノートが、ちょうど大みそかで終わって、元旦から新しいノートに切り替えられると思っていたら、少し足りなくなってしまって、今日の日記がつけられない(笑)。やっぱり元旦から新しいノートにしたいので、今日は夜中までか夜明けまでか、このブログを日記がわりにしようかな。というわけで、きっとくだらないことばっかり書きますから、忙しい中、皆さまどうぞ無視しておいて下さいませ。

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カツジ猫