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ぼくは、あっぷにたえる(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、きょうも、あさから、
「わあ、いそがしい、いそがしい」といいながら、
かけずりまわっています。
ぼくは、ろうかの、かごのなかに、あたらしいもうふをしいてもらったので、
かいてきに、そこで、ねています。

たいふうが、ちかづいているけれど、
いまは、ちょっと、おひさまが、てっています。
かいぬしは、「よし」といって、せんたくをしました。
このまえ、ぼくのもうふといっしょにあらった、ばすたおるが、
ぼくのけがついていて、おふろあがりに、つかったら、
かおや、からだに、けがついてきて、
「ものすごく、きもちがわるかったよ。
いくら、おまえのけでも」といいながら、
それもまた、あらっていました。

きのう、おとなりに、ねこずきの、おきゃくさんがきて、
げんかんのところで、となりのおくさんと、はなしをしていたので、
かいぬしは、ねていたぼくを、だきあげて、
そのひとに、みせに、つれていきました。
おくさんと、おきゃくさんは、「あらー、かわいい。
じょうひんな、かおをしているねえ」といって、
ぼくを、なでたり、のどをかいたりしてくれたけど、
ぼくはまだ、ねむくて、ぼうっとしていました。

かいぬしは、ぼくをだいて、いえにもどしてから、
いなかから、とってきた、かきを、
ふたりに、わけていました。
「みためは、わるいけど、あじはいいんですよ」と、
せんでんしていました。
ぼくは、そのまま、また、ねました。

かいぬしは、このごろ、よく、よそにとまったり、
おそくかえったりするので、
ぼくは、おるすばんをしています。
「いつも、にわにでて、かえりをまっていますよ。
なんだか、さびしそうですよ」と、
おとなりの、ごしゅじんが、かいぬしに、いっていました。
「もうねえ、わたしが、いえにいるときは、
しらんかおで、はなれたところに、ねているし、
かえったときも、しらんかおしたりするくせに」と、
かいぬしは、ためいきをついていました。

このまえから、またなんかいか、
ぼくは、かいだんのいしのうえに、うんちをしました。
「きれいなかたちだし、けんこうじょうたいは、よさそうだね」
と、かいぬしは、かたづけながらいっていて、
「でも、なんで、すなばにしないのよ。
あめがふって、ぬれているのが、いやなのかな。
でも、おおあめのときも、おおあらしのときも、
ちゃんといままでは、すなばをつかっていたのにね。
まさか、ちいさいむしかなんかに、おしりをかまれるかして、
とらうまになったんじゃないよね」などと、
いろいろ、かんがえているみたいです。

「とりあえず、すなばの、そうじをしておくね」といって、
けさ、きれいにしてくれました。
おてんきもいいし、またちょっと、すなばをつかってみようかな。
でも、いしのうえは、つるつるで、きもちがいいんだよな。

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カツジ猫