ぼくは、べっどにいく(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
よるは、だいぶ、すずしくなったので、
ぼくはゆうべ、ひさしぶりに、
いつもねている、いすからおりて、
かいぬしのいる、べっどに、ねにいきました。
かいぬしは、よろこんで、ぼくをふとんにいれて、
「やっぱり、よるは、こうでなくちゃね」と、いいました。
かいぬしは、このまえ、いなかのおてらに、
「はつぼん」の、おきょうをあげてもらいにいきました。
そこのおてらにも、くろいねこがいて、
そとにださないようにしているのだけど、
ときどき、だっそうして、さんかげつもかえってこなかったりするそうです。
「よそにも、いえがあるらしくて、
しつけをしてもらっているのか、
もどってくると、おぎょうぎがよくなっています。
このまえは、さまーかっとにしてもらってきました。
ほんとうは、けがながいんですけど」
と、おてらのひとは、はなしたそうです。
そんな、じゆうなくらしもいいなとおもったけど、
かいぬしは、「おまえには、とても、むりだろうね。
けんかは、よわいし、しょくりょうちょうたつは、へただし」
と、ぼくをみて、いっていました。
きょうは、じゅうごにちだったので、
かいぬしは、かみさまのまえの、
みずと、おさけと、おこめと、おしおを、かえました。
にわから、さかきもきってきて、
あたらしいのに、しました。
ぼくが、あさのおやつを、もらいにいったら、
「まっていてね、かみさまのおせわをしているとちゅうで、
おまえのえさをつくったりしたら、
やっぱり、まずいようなきがする」というので、
ぼくは、うしろにすわって、まっていました。
でも、じかんがかかるので、どらいふーどを、たべにいったら、
かいぬしは、「ほんとに、おまえは、あきらめがいいねえ」
と、わらっていました。
きょうは、おさしみを、かってきたみたいなので、
また、わけてもらえるのが、たのしみです。