ぼくは、れきしのしょうにん(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
このまえのあさ、かいぬしが、よもうとしていた、しんぶんのよこに、
ぼくが、ねころがって、じゃまをしていたら、かいぬしは、
「はいはい、しんぶんのみだしと、つーしょっとで、
れきしのしょうにんになりなさい」といって、
このしゃしんを、とりました。
なんのことかな。
かいぬしは、きのう、「かたづけのめどがついた」と、
ちょっとうれしそうにしていました。
「よし、いっきに、しごとをするぞう」といって、
なんだか、はりきっています。
そして、うえのいえの、うらにわに、「じんじゃー」という、
いいにおいのする、はなを、とりにいったら、
くりが、うえのがけから、すこし、また、おちていたといって、
「いやー、ことしはもう、ありつけないと、あきらめていたのに」
と、よろこびながら、さっそく、くりをにて、
「うまいなあ。やめられない」といって、
こーひーをいれて、ぱくぱく、たべていました。
つくえのよこの、わごんの、したのだんに、
いつも、ぼくがねるので、
かいぬしは、きのう、そこに、
ふかふかの、もうふを、しいてくれました。
ぼくは、いいきもちで、かいぬしが、べっどに、ねにいっても、
まだそこにいたので、かいぬしは、
「かつじー。ねるよー」とべっどから、よんでいました。
ぼくが、あいてにしないでいると、
かってに、ねてしまったようで、
あさ、ぼくが、かおのよこに、くっついて、ねていると、
「いつ、きたの、おまえ」と、わらっていました。
かいぬしは、べっどの、かたほうのまくらを、ぼくがつかうので、
「ぜったい、まっとれすが、いびつになる。
たまには、こうたいしようよ」と、いつもいいますが、
ぼくは、こっちがわがすきなので、
こうかんに、おうじるきはありません。
「まくらはともかく、おまえは、からだが、ながくないんだから、
そっちがわの、まっとれすに、のるものがないわけでしょ。
それは、まずいと、おもわないかい」と、かいぬしはいいます。
べつに、まずいと、おもわないけど。
そんなに、きになるなら、おそうじのときに、
まっとれすを、ひっくりかえせばいいんだとおもいます。