トランプになった気分
最近…か前からか、いろんな方からメールやお手紙で、さまざまなご依頼や質問をいただきます。
以前は何とかかんとかして、遅れがちでもお返事していたのですが、最近忙しかったか体力が落ちたか、その両方かで、なかなかお返事が返せない。ずいぶんたまってしまっています。
しかも、これからしばらく、新しい突貫工事がひとつ入って、またちょっと忙しくなりそうで、これはもう当分お返事が出せず、失礼を重ねることになりそうだと、もう前もっておわびしておくしかない。
多分皆さん思われるのは、忙しいの何のって連日あれだけブログで無駄話を書く時間はあるのかということでしょうが、しょうがないから種明かしをすると(笑)、ブログを書いている時が肉体的精神的に一番楽なんですよね実は。
数年前に大病をしました。その後遺症か単に老化か自分でもわかりませんが、本当に体力が衰えていて、何かしたらたちまちぐったりばてるのです。食事をしたら一時間、入浴したら一時間、もしくはそれ以上、死んだように眠ってしまう。歩くのも動くのも電話をかけるのもチラシを読むのもきつくてできない。その合間のわずかに体力知力が戻る時間をかき集めて、つなぎ合わせて、家の片づけ、授業の準備、猫の世話、などなどを細々としてる状態でして。死ぬまでボケるまでどれだけ時間があるかを、横目でちらちらたしかめながら。
何とか身体を縦にできて、指がキーボードを打てる時には、頭の整理や認知症予防をかねて、こうしてブログをつづってる。もうちょっとでも元気があれば、他の仕事をするんですが、それをするだけの体力がない。
そんなだからもう、新しく何かをするとか考えるとか、おつきあいを増やすとか、したくってもできないのです。時間的に体力的にどう考えても。
こう言うと、これまたたちまち電話とかして来て、「そんなに具合悪いの?」と私の体調や病状を主治医か懺悔僧のように細々確認されて、満足か納得かされる方もいらしゃるのですが、やめてよねーお願いだから。もしかして、自分とつきあえない理由を十分に説明してもらわないと引き下がれないタイプ?自分にはそれだけの価値があるんだって信じてるタイプ?相手の窮状を告白させないと許せないタイプ?そうやって、もう自分には使えない用なしだってわからないと捨てる決意ができないタイプ?頼むから私のことは、あっさり断捨離してほしい。
とか何とか書いてると、「もう他者のこと考えるのはやめた!わが国は他国を情け容赦なく切り捨てて自分のしたいことだけをする!」と言ってるみたいなトランプの心境が、みょーにわからなくもなくなって来るから恐い。
眠くなってきたからひと眠りするか。写真は昨日のはにわ展で撮った、帽子をかぶる男性とわかりにくいですけど、魚をくわえてる鳥です。