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破竹の勢い

えらく威勢のいいタイトルをつけてしまった。まあ、叔父の幼時の書き初めを安い軸装にしてみたり菱岡氏の本の感想にかまけたりしていると、ふだん使わない方面の脳内筋肉が活性化するのか、家の片づけの方向性もどんどんだんだん見えて来て、そして私の知的な仕事というものは、現実の家のお片づけと連動しないと作動しないのだなという実感もあって、気分だけは本当に、竹でもヤシの木でもまっぷたつにできそうな、やる気満載気分なのだ。ただ、実際には身体がまったくついて行かず、風呂に入ってもめしを食ってもぐったり疲れてしまい、昼間は吸血鬼のように寝ていることも多いのですがね。

ともあれ、庭の花はぼちぼち植えて行ってるし、そのお話はまた明日にでも。家の中ではさしあたり、お雛様を飾りました。写真は今日は一つだけ。去年も紹介した、田舎の家の古いがらくたの中から掘り出してきた、私の小さいころの、手のひらにのっちゃう小型のひな壇おひなさま。去年私がネットで買いつけた、ちっちゃい姫だるまたちを欠けてなくなってる部分に補充したら、何やらしっくりおさまっちゃった、すぐれもの。いくつか顔がなくなってるのとかもありますが、それもまたなつかしい。

家の中のお花が皆バテたので、今日はいつもの花屋さんで新しい切り花を買いました。春の花が皆きれいで迷ったのですが、このところはまってるガーベラのいろんな種類が出てたので、全部ひとつずつ買った結果がこれ(笑)。同じ種類をまとめて買った方が多分きれいなのはわかってるのだけど、私の浮気心がついこうなっちゃう。まあこれはこれでいいでしょう。スイートピーはおまけです。

そうそう、これもあったっけ。私の下の家の一角の棚には、えらい作家さんからいただいたオブジェを飾ってるんですが、この市松模様の猫の背中には、木の枝とかをさせるようになっている。「水を入れられるようにしようか」とも言って下さったのだけど、このままの方がいい気がして、そのままにしています。

庭の木の枝はいつも刈り込むからさすのに不足はないのだけど、一日ももたずにすぐ枯れて哀れっぽくなるので、ちょっと困っていました。やっぱり水が入るようにしてもらおうかなと、ほんとにちらと思ったりして。
 そうしたら最近発見したのですけど、中庭の樫の木、これがすぐ伸びすぎてえらいことになるので、もう何回も途中から切ってるのですけど、しぶとく強く新しい枝を出しつづけて、決して枯れない。結局、私の背の高さぐらい以上に伸ばさないようにして管理してるんですが。
 この枝が、なぜかもう、少しも枯れないで、いや枯れるんですけどみっともなくならないで、一週間は優にもつ。放っておいたら、もっともつのかもしれない。しかも一年中次々新しいみずみずしい枝が出てくる。何かまさに、このオブジェのためにあるような。

というわけで、この問題もおのずから解決。そんなこんなで何となく破竹の勢いって気分に私はなっちゃってるのかも。

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カツジ猫