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若さ

母が「水仙はいつも雪の中でもしゃんと平気で咲いているから好き」と、よく言っていたが、さすがにここ数日の雪で葉も花も倒れてしまっていた。起き上がりそうになかったので、折ってきて花びんにさした。これや、ユリの花の香りがどのくらいわかるかで、コロナのチェックにもなるからね。

おばあさん猫グレイスは、目立って弱ってはいないが、やっぱり口が痛そうで、ごはんを食べられていない。昨日は水を飲んでもびくっとしていたし、夜の間に猫の草の鉢をひっくり返して床に落としていて、自分に痛みを与えて攻撃する敵と戦うか何かしようとしていたのだろう。

今朝はチュールをやってみたが食べなかった。指につけてくっつけてみたら少しなめたが、やっぱり抜けた歯のところに食べ物がふれると痛がる。ほおに触っても熱があるようでもないから、もうちょっと様子を見ようか。コロナの自宅療養の高齢者が容態急変するようなもので、油断はできないから、ちょっとどきどきする。
ときどき、にゃあにゃあ鳴いて私を呼ぶ。昔、大好きだった猫のキャラメルが白血病の口内炎で水も飲めなくなったとき、台所から風呂場からトイレから、散歩先(家と、金網付きの庭にとじこめて飼うようになってからは、ときどきハーネスをつけて、連れ出してやっていた)の水たまりまで、ありとあらゆる水場で水を飲もうとためしてみて、どこにも気持ちよく飲める水がないのは、私のせいで、けしからんみたいな顔をしていたのを思い出す。最後に、散歩先の水たまりに抱いて連れて行って、そこでも水が飲めないとわかったときの帰り道、私に抱かれて肩に顔を埋めて、今まで自分の縄張りだったまわりの林や小道を見ようともしなかったのが、ものすごく悲しかった。あれからもう二十年になるが、この時期になるといつも滅入る。お墓に入れてやったキンギョソウとストックの香りも、なつかしくて、悲しい。

まあグレイスは年に不足はないし、タフで意地悪で他の猫をいじめまくった猫だから、それほど心は痛まないのが救いっちゃあ救いだけどな。

下の家に戻って、もふもふ猫のカツジが、ぱくぱくドライフードを食べて、チュールとかつぶしもぺろんと平らげて、背中をなめてお化粧しているのを見ると、こいつももう十歳でけっこうなナイスミドルではあるのだが、やっぱり若いって強いなと、つくづく思う。いずれはこいつも年取って、グレイスのように弱るのだろうが、さぞすべてが私の不備だと文句たらたらの顔をしながら死ぬのだろう。
今年はまだかみつかない。初噛みはいつになるんだろう。

噛むと言えば、いやー、こんなに両者の話が局や番組を隔ててかみあってる例も珍しい。プロ野球のソフトバンクホークスの周東選手と栗原選手は仲がいいらしいのだが、地元のラジオやテレビに出ると、なぜかいつでも、おたがいをけなしあう。研究者のはしくれとして、刑事みたいな本性があるので、ここまでしっかりウラがとれると、妙に満足してしまう。上はRKBのラジオ、下はやはり地元のテレビ。

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カツジ猫