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「あなたと市政を作る会」のチラシ。

(その1)
ゆりこと、たかしは、電車の中で
   ―からさきさんって、どんな人?―


「このごろJRの駅に、よう立っとらす、あの帽子のおじさんは、誰ね?」
「知らんと? 『あなたと市政をつくる会』の、からさき裕治さんやろうもん。産業医科大学の先生で生化学やら教えよんなさって、国際学会でも発表やらしなさる、立派な教授たい」
「宗像の人ね?」
「小倉高校の出身で、もうずっと市内に住んでおられるげな。科学者で大学教授やけど、お母さんの介護のために勉強して介護士の資格もとりなさったちゅうけん、すごかばい。高齢者や介護のことなら、身をもって体験しとんなさる。認知症の人の話をずっと聞いてあげる『傾聴の会』のボランティアも長いことしよんなさるそうな。弱い人、困っとる人のことば、いつも一番に考えなさるけんね」
「奥さんは、どげな人?」
「福岡教育大でずっと音楽の先生ばしとらした。そらもう優しい穏やかな人で、地域の自治会でもご夫婦でがんばっておられるて、近所の人がほめとらした」
「そんなら、お子さんも、ここの学校やね」
「そうたい。幼稚園から大学まで、親の心も教師の心も、そらもう詳しく知っとるから、いろんな政策を考えてある。少人数学級やら、給食の無料化やら、予算もしっかり考えて、計画しとんなさるらしい」
「ばってん、大学の先生に、市政のことがわかるとやろうか」
「そりゃあんた、大学の先生が世間知らずでつとまったのは昔のことたい。今の大学の先生は、経営でも行政でも、たいがいの会社や自治体よりがんばらんと、やって行けん。からさきさんも、その経験は充分たい」
「寒い朝から何時間も、ああして駅に立っとらっしゃるが、優しそうに見えて身体も丈夫なんやろねえ」
「テニスで鍛えとらっしゃるけんね。ジム通いも欠かさんらしいし。行動力や指導力は人一倍すごい人や」
「どこか会派に属しとんなさると?」
「いろんな党やら団体やらといっしょに活動しなさるけど、特にどこかの所属ではなく、市民のために市政をつくるためには、どの党とも団体とも協力するそうな。私は『市民派』ですと、宣言しとんなさるよ」

(その2)
かのこと、むなたは、テレビの前で
       ―世界の中の宗像、宗像の中の私―

「森友問題はひどかねえ。亡くなった税務局の人は本当に気の毒や」
「国でも市でも同じこと。職員が誇りを持ってがんばれるのは、行政のトップが自信をもって政策を訴え、それに対する疑問や不安にきちんと答えないかんと思うからや。詳しく説明したら突っこまれるから、なるべく隠して知らせんようにしとこうとか思い出したら、逃げ隠れするみたいになって、担当者はつらいもんや」
「世界遺産でも、予算のことやら詳しい資料を見せてと聞きに行っても、なかなかガードが固かったというもんねえ。これからはもっと情報公開をして、市民が皆で話し合う中で、盛り上げて行かんと」
「オリンピックをきっかけに、韓国と北朝鮮が話し合って、アメリカもそれを認めよるもんねえ。意見や立場はちごうても、心を開いて話し合って、落としどころを見つけることが、これからますます大事やね」
「アカデミー賞の授賞式では、ミーツ―とか何とか言うて、女優さんたちが女性差別に抗議しよんなさったが、あの人たちに女人禁制をどう説明したらよかとやろうか」
「そういう勉強もせんといかんし、子育てや介護を女性だけにまかせるんやなくて、市民全体でとり組んで行かんと。見えにくいけど、生活が苦しくて食事もままならん子どもがおるとよ。学校給食の無料化や少人数学級の実現で、子どもたちを大事に育てんと。未来のための投資やろうもん」
「ばってん、未来は誰にでもあるとよ。高齢者の未来のためには安心して住める街づくりをせんばいかんし、パラリンピックの選手たちの活躍のように、障がい者の人たちの活躍できる街づくりも必要や。農業や漁業の後継者も、全国から広く募るぐらいの考えでやらんといかん。」
「3.11.をふり返る報道を見ても、災害に備えるのもやが、原発に頼らないエネルギーの確保も真剣に考えんと」
「こういうことは、市長や市議会にまかせっきりにしたらいかん。確定申告も終わったけど、私らの税金をどう使うかは、私たちが考えんと。もうすぐ四月の市長選や。『あなたと市政をつくる会』ちゅうのができて、からさき裕治さんを中心に、あちこちで市政に何を望むかの懇談会を開きよんなさる。私たちも行ってみて、ここをどんな町にするのか、皆の話を聞いて見ろうや。子どもや孫たちのために、自分の老後のために」

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カツジ猫