「プロジェクト・ランウェイ」その後
先日ここで、海外ドラマ「プロジェクト・ランウェイ」の第一シーズンに出たウェンディ・ペッパーについて悪口を書いた。その娘さんの写真をせっかくだからリンクしたれと思って検索したら、驚いたことにウェンディは、2017年に53歳で亡くなっていた。
あんまり大きな記事ではないし、彼女を嫌いだった私がどんな感想を言ってもしょうがないが、彼女はその前に離婚もしていたようだし、「プロジェクト・ランウェイ」は彼女の望む後半生をもたらさなかったのだろうか。まあそういうのは誰にもわかるこっちゃないけど。
彼女と番組内で大喧嘩したカーラ・ソーンが「私はあなたのようなやり方で成功しようとする人をいくらも見てきたが、絶対にうまく行かない」と決めつけていたのが、こうなると重い。カーラの方は実力を認められて大成功していると言ってもいいだけに、なおのこと。
私は第三シーズンで優勝したジェフリー・セベリアもあんまり好きじゃなかったのだが、彼も最愛とアピールしていた、息子もいたガールフレンドと別れて、別の女性といっしょになってるらしいしなあ。
ウェンディは明らかに悪役として作られていたのもあるけど、そういうのとはまた別の好みの話。審査の際の質疑応答で、「あなたは誰を落とすべきと思うか」という意地悪な質問をされて、個人的感情をあらわにしてしまう人が、私は(自分の周囲でも時たま見ていただけに)不愉快だった。直前に自分を批判されたからと、反射的に相手を落とす対象として攻撃したサンティーノもその点では買わない。代わりにウェンディに攻撃されながら、落とす対象に彼女を選ばなかったオースティンや、サンティーノに反感を持ちながら、落とすべき対象には選ばず自分の基準を示したダニエルなどは、人としてもデザイナーとしても、尊敬するし信頼する。
しかし、私が自分の持っているDVDの第一から第三シーズンまでを通して、そういう点では一番嫌いなのは、いざ自分が勝ち残れそうだと思ったとたんに、すばしこく手のひら返しで寝返って、落とせそうな相手を名指ししたカーラ・ジャンクスだ。一見普通にまともなようで、こうして、いざというときにぬるっとウェンディっぽくなる人間というのが、私は何より気持ちが悪い。自分のそばには近づけたくもない。
このごろ、夜に格子戸がある窓を開けて寝ていると、虫の声がやかましい。秋だよね、九月だね。
九月と言えば、手帳が売り出される。近くの店にはおいてない、好みのデザインのを街に買いに行きたいが、コロナが恐い。思い余ってネットで調べたら販売元が見つかった。色違いもいろいろあってうれしく、めでたく注文できた。
それにしても、ツイッターの方にいろんな記事をあげているけど、自公政権も首相も、どこまで国民を殺す気かしらん。やってることが、あれもこれも信じられない(信用できない、という意味じゃない。正気かマジかよくそんなこと思いつくな、という意味だ)。