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「ワンス・アポン・ア・タイム」あれこれ。

◇上の家の居間を片づけ、何とか人を入れられる状態にした。あとはもう、ひたすら書庫や仏間の書類の山を仕分けて行くしかない。原稿を書きながら。29日の集会のチラシをまきながら。

◇昨夜というか夜中過ぎに友人と長電話して、今BSでやってる海外ドラマの「ワンス・アポン・ア・タイム」がなぜ面白くないかという話で盛り上がりました。友人いわく、「見るのやめようと思うけど、一回でも飛ばしたが最後、もう何が何だかわからなくなる筋書きだから、見ないわけには行かない。うー」だそうです。「ゴールドさんやレジーナが、妙にいい人になって弱気になってるからつまらない。あの二人は基本、邪悪できりっとしていてもらわないと」とも言ってました。

私は「どっちもこっちも家族関係の悩みばっかりで、朝ドラか橋田寿賀子かと言いたくなる」「何しろ『家族が最高』『家族が一番』というモラルが先行してるから、ロストボーイの生活が、捨てられた悲惨な子たちのカルト集団になってて、まあその解釈はありとしても、楽しい夢の島であるべきネバーランドが、ただの藪ばっかりのうっとうしい空間になってるのがなあ」と言いました。

◇これ言い出すと、微妙に女性問題にもからんで、ややこしくなるんですが、「ピーター・パン」の原作で、女性はお母さん役のウェンディとやたら女っぽいティンカー・ベルしかいなくて、あ、タイガー・リリーもいましたか。とにかくあの少年たちの集団に女性の入る余地はない。そして、多分そこが魅力的。

そこんとこは面倒だからおいとくとして、とにかくロストボーイの暮らしは、健全まっとう普通の子たちが夢見る最高の理想でもある。自由で冒険と戦いがある。木の中の家、入江の海賊と人魚、わくわくするものばかりの世界。
ピーターパンを悪にして、ロストボーイの集団を怪しげなものにするのはまあ発想としちゃ面白いですが、たとえそれでも、あの島の魅力を映像でもっとはっきり示さなくてはいけないのじゃないのかな。
ま、長くなりそうなんで、また書きます。

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カツジ猫