あらためて。
◇レイプ事件がもみ消された詩織さんの抗議を支持し、同じ被害者が出ないようにしようという署名です。前にも紹介しましたが、もう一度あげておきます。
◇ちなみに私は、これに署名するとき、以下のようにコメントしました。
女人禁制の島を世界遺産に登録させた宗像市に住んでいます。世界遺産については市民の中から要望があったわけでもなく、進め方にも現状にもさまざまな問題がありました。
話が持ち上がった時から私は、賛否はともかく女人禁制については充分に市民で議論してほしいと何度も要望しましたが、結局最初から女人禁制であることを徹底的に隠し通したまま、市は計画を進めました。現在でも膨大な予算を投入するこの計画に、不安や不満を抱く市民は少なくありません。
そんな中で私が特に驚き、深く絶望したのは、ふだんリベラルで民主主義を守ることに熱心な良心的な人たちの多くが、女性だからと行けない場所があるということが、どれだけ私を苦しめ傷つけるかということを、絶対にと言っていいほど理解できないらしいことでした。
私は今71歳ですが、中学生のころから胸が大きかったせいか、映画館や交通機関の中で痴漢にあうのは日常でした。あたりまえすぎて傷つくこともなくなるほどでした。それを認めて許すあらゆる文化が周囲にあると感じていたから、抵抗や抗議をすることは危険だと判断したのだと思います。
従軍慰安婦の問題にも、さまざまな要素はありますが、女性をどう考え性をどう考えるのかを、冷静に充分に話し合うことがなければ、何が問題かさえわからないままになるでしょう。
私は家族からは、女性としての差別はまったく受けませんでした。それが幸福である一方、それ以外の世界や世間との落差に感じる苦痛は大きかったかもしれません。
こちらのコメント欄で、あまりにも多くの方々が性暴力の被害にあったと述べられているのに、私はまだ何も知らなかったのだと、あらためて思います。
怒りを新たに、けれどあきらめずに絶望せずに、この現状を見つめ、見つめさせ、変えて行く第一歩として、この署名をし、ブログ等で拡散します。
◇私は自分の声がどんなに小さくても、骨になって灰になるまで、このことについての怒りの発言は絶対にやめませんからね。あらゆる場所で、あらゆる機会に。こちらのツイログでも紹介している、ひどい現状があればあるほど。